商店街活性化 欠けている施策は

 昭和48年以来取り組まれている商店街活性化事業が、商店街の衰退、空洞化趨勢を食い止め、持続可能性を再構築出来ない最大の理由は、街区・シャッターの外側で取り組むソフト&ハード事業を個店経営の業績の向上に結び付けられないことです。

巨額の補助金、自己負担、貴重な時間を投入して様々な事業に取り組んで来ましたが、個店の繁盛実現という基本的な成果は実現されていません。


 近年の補助事業では「歩行者通行量の増加」が目標に掲げられることが非常に多いのですが、通行量が増えた結果、個店の業績が改善された、という事例はほとんどありません。

それもそのはず、店前通行量が増えたからといってそれが個店の入店客増加を意味するわけではありませんから。 


  商店街関係者の中には「通行量を増やすのは組合の仕事、増えた通行量をお客にするのは個店の仕事」という人がいます。

しかし、ちょっと考えればすぐ分かるように、これはなかなか出来ることではありません。

例えば、イベント目的で来街した人はイベントを楽しむことが目的ですから、個店でショッピングをすることは予定に入っていません。

街に来るまでは,個店でのショッピングを予定していなかったお客さんに個店にショッピング目的で入店してもらう、というのは大変難しいこと、よほど売場づくりが上手で繁盛しているお店で無いと不可能です。


 店前通行者を予定外のショッピング目的で【衝動入店】させる、この難問をお客が減少して困っている,売り場に問題がある各個店に任せる、というのはその時点で「事業の成果を個店の成果に結び付ける」ということを放棄していることになります。

商店街のお客さんは、必ずどこか個店のお客さんですから、イベント来街者が任意の個店に入店し,買物客になってくれない限り、イベントが街の恒常的な賑わいに貢献することは出来ません。


 いくら事業に取り組んでもその結果として個店のお客さんが増えない、これが活性化事業がいつまで取り組んでも街の活性化を実現できない理由です。

事業が悪いのでは無く、事業の成果を街に蓄積していく【仕組み】が出来ていないことが問題なのです。


 仕組みとはなんでしょうか?

店前歩行者をお客さんに変える仕組みです。

店前を歩いている歩行者が店を売場を一目みるなり、思わず入って見たくなる店づくり、売場づくり。これがシャッターの外側の取組の成果をシャッターの内側で享受する「仕組み」です。仕組み=店づくり・売り場づくりですね。


 現在の活性化事業ではこの仕組み=店づくりを個店の仕事、として取組を放棄しています。 証拠? 「店づくり」『売り場づくり』についての組合の取組は全く計画されていません。


 商店街活性化の成否を左右する一番重要な仕事を「個店の仕事」としているわけですが、シャッターの内側は個店の縄張りですから、当然といえば当然ですが・・・・。


 では、各個店は歩行者をお店に誘引できる魅力的な売場を作っているでしょうか? 自力で作ることが出来るでしょうか?


 各個店の歴史は長短いろいろですが、それぞれ、いつ・どこで・通行量をお客に転化できる店づくりの技術を修得する機会があったでしょうか?

無かったですね。たまに開催される講習会で「商いの心」、「接客」、「ポップの書き方」、「ネットの活用法」などを聞きますが、聞いたときは、なるほど、と思ってもいざ取り組むとなるとどこからどう着手すれば良いのか・・・。

取り組んでもすぐに結果は出ませんが,結果が出るまで続けるというのは大変です。こういう勉強が役に立つのは「店づくり」がきちんとでていることが条件なのですが、誰もそこまではいってくれません。


 ということで、商店街に欠けているのは各個店に

「今どきのお客さんに使ってもらえる店・売り場」

を作る技術が無い、ということです。

これが、ソフト&ハードの事業にいくら取り組んでもその結果が「客数増」として蓄積されず、商店街活性化=恒常的に賑わうショッピングゾーンとして再生出来ない根本の原因です。


 この原因に真っ正面から取り組まない限り、商店街の復活はありません。

それともこの原因をそのままにしておいて活性化=各個店が再投資が出来るくらい業績を好転させる―ことが可能ですか?

再投資できなければ、施設設備は老朽化するばかり、いずれ撤退となることは眼に見えています。


 問題は個店の「売り場づくり技術」を革新すること。

商店街活性化の取組がはじまって以来、まったく手つかずの課題です。

指導支援が不可欠ですが、専門家がいません。今までニーズがありませんでしたから。専門家を育成する専門家もいません。大学の先生なども「売り場づくり技術」を改革するノウハウは持っていません。


 一方、「地域商店街活性化法」の期限は3年後に迫っています。最後の1年は残務整理と考えれば使える時間は2年間です。

2年間で専門家を確保して・・・というのは無理でしょう。

厳しい状況ですね。


 そこで当社が提案している【キラリ輝く繁盛店づくり】の出番です。

http://goo.gl/U61AYU

商店街の有志が先行して店づくりの転換に挑戦し、従来の活性化事業の効能効果を新しい「店づくり」で「客数増」として実証する。

業種業態を問わず、誰でもやれば出来ることを実証し、取組を拡大して行く、これが従来の「商店街活性化」に欠けていた、全体不可欠の取組。


 この取組を実績をもって提案しているのは当社だけ。

案内している【キラリ輝く繁盛店づくり】、もちろん組合の事業として、組合員から有志を募ってモデル的に実施する、というのがお奨めです。

既に各地の商店街、地方自治体で推進されている取組です。


 商店街活性化実現へのミッシングリンクは個店の売場だった!

分かったからには一日も早い取組で商店街全体に希望をもたらしましょう!



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