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藻谷浩介さん的・商店街活性化論①

「商店街活性化の定義」をキーワードに検索したところ、藻谷浩介さんが「中心市街地活性化」ではなく「商店街活性化」を論じている記事に出会いました。

『「商店街活性化」:誰が何のために何をどうするのか』
(市長会機関誌「市政」2004 年4 月号寄稿)

 商店街・中心市街地活性化については、旧法のスキームによる取り組みが「挫折」した今日、あらためて基礎の基礎からの見直しが必要な時期ですが、そういう作業への取り組みはネット上でもリアルでもほとんど行われておりません。

 商店街活性化とは商店街がどうなることか、中心市街地活性化とは中心市街地がどうなることか、という問題の設定が必要になっているわけですが、業界でこの作業に取り組んでいる例はきわめて限られています。専門家たるもの、本来なら自分の「理論的立場」を明確にすることが必要な時期だと思うのですが、専門家にも招聘する側にもそういう問題意識はほとんど無いまま、従来的なものの見方・考え方に基づいて次々に『基本計画」が出来上がっている、というのが目下の状況です。

 その結果、都市現場レベルで「見直し」の必要性を痛感しておられる皆さんは、とてつもなく難しい問題に直面しているわけです。
従来的取り組みの挫折を踏まえるならば、「中心市街地活性化・商店街活性化の論理と戦略」を立て直し、提供することは本来なら「理論」レベルの専門家の仕事です。ところがこの作業が専門家の皆さんによってほとんど取り組まれていない、ということが中心市街地活性化をめぐる「問題」の一つ、それも目立たないが大変重要な問題としてあるわけです。
専門家さんは、新旧スキームの対比とか、内外の「先進事例」の紹介・流津などに専念しているいる人が多い。

 こうしたなかで、「挫折」を踏まえて“今度こそ失敗できない”と決意している市町村の実務担当者にはとてつもない仕事が待ちかまえていました。
「中心市街活性化への道、その論理と戦略」を自力で準備しなければならい。本来なら「専門家」の提案を精査・採否を決定する立場なのに、“背景知識を含めて「論理と戦略」を一から考え直し、組み立てる”と言う作業に取り組まなければならない。
これは本当に大変な作業です。見直し・組み立て作業の必要性を関係各方面・上下左右にアピールし、取り組みについての合意を作ることからスタートしなければならない。
もちろん合意を得たら、それからが本番、「見直し」の中身を構築しなければならない。さて、どう着手するか?
という問題状況のただ中にあるのが、当サイト常駐の市町村の中心市街地活性化実務担当者の皆さんです。

 「専門家」は、自分の理論的な立ち位置をはっきりさせて“この指とまれ”を提案すべきところですが、皆さんの取り組みを支援する専門家さんの仕事ぶりは如何でしょうか。 
活性化についての自分の主張をハッキリ提示して、検討・批判に供するという姿勢は、活性化をめぐる「議論」の低調さを考えると大変重要なことですが・・・。

 そういう状況において、果敢に「論」を発表されている藻谷さんの活躍は貴重です。
特に今回の論文は、当サイトがあらためて再検討しようとしているテーマとマッチしていますので、スレッドを立てて本格的に検討させていただきます。
ご承知の人も多いことですが、当サイトは既に藻谷さんの論説に対する批判を行っています。
『藻谷理論の批判的検討』
未読の人はこの機会に是非どうぞ。


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  • Author:進化する売場研究会
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    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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