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「高齢化」対策 

 商店街活性化の取り組みとして、地域における高齢化の進展にどう対応するか、ということがあります。
「環境の変化は中立、活用するも敗退するも当方の心掛け次第」というのがマーケティングの鉄のオキテ、「高齢化」は人跡未踏のビジネスチャンスですから、何とかものにしようとするのは商売人なら当たり雨です。

 ということなんですが、「企画」が全くおそまつ。
何ですか、補助金をもらって「ご用聞き・宅配サービス」などに取り組んでおられるご様子ですが、失敗することが目に見えていますね。

 ショッピングは「生活財の調達」だけではありません。
下見・冷やかし・暇つぶし・情報収集・・・、「生活を作る・楽しむ」ということに必要なこと、付随すること、その多くがショッピングの範疇に入ります。
「ショッピング」を「ご用聞き・宅配」で代替することは出来ません!

 現在の高齢者は、日本で最初にファッションの先例を受けた年代です。この人たちが加齢するにつれてショッピングから縁遠くなってしまったのは、小売業をはじめマーケティングを仕掛ける側の責任、高齢者の「ファッションを楽しみたい」というニーズの受け皿がどこにもありません。

 こういう“美味しい”ところを狙って業容を構築すれば、競争皆無のスイートスポットを獲得することが出来ます。業種とか無関係。
郊外のショッピングセンターに出来ることは、当期流行の普及版のセルフ販売に限定されていますからね。“蚊帳の外”です。

 というように考えれば、商店街の生き残り=勝ち残り策も見えてきます。ラグジュアリィショップが軒を連ねるラグジュアリィモールが目指すところですが、その中心ターゲットは「生活熟練客相」であり、これまで商業者が目もくれなかった「生活熟練者のラグジュアリィニーズ」です。

 高齢化対応=ご用聞き・宅配という短絡をするようでは、マーケティング業の看板をはずさなければならない。
地域コミュニティなんかとっくに崩壊していますから、高齢者が「コミュニケーション」を楽しむ機会も「ラグジュアリィモール」が請け合うべき。もちろん商売をかねていないと、お互いに楽しくなりません。
お客だってお金を使うプロセスを楽しみ、買った商品を持ち帰って楽しむ、という「一粒で二度美味しい」ショッピングの楽しさを提供しなければならない。少々の身体の不自由は押してでも街に出かけて来ることがショッピングの醍醐味です。

 商店街ぐるみの取り組みで成功しているのが、とげ抜き地蔵どおり商店街ですね。

 ここはある時、「とげ抜き地蔵に参拝に来る客相」をターゲットに「ショッピングの場」づくりをスタート、客相の消費購買行動に合わせたまちづくりに取り組んできた結果、現在の景況が出現しています。
けして、「とげ抜き地蔵のおかげで商店街が繁昌している」わけではありません。“とげ抜き地蔵への参拝客の店前通行で繁昌している”というのなら他の有名神社仏閣の門前商店街を思い出してみましょう。

 とげ抜き地蔵どおり商店街は、全国の「活性化しなければならない商店街」の先進モデルです。
取り組みの経緯は理事長さんに聞いてください。

 ということで、商店街が「ショッピングの場」として再構築を目指す、不振に陥っている個店が再生を目指す、繁昌するためなら目いっぱいがんばる、というのなら迷わず「熟練客相のラグジュアリィニーズ」を狙った業容を目指すべきです。

 参考記事は、クオールエイドのサイトで「サイト内検索」を使って発見、活用してください。
近々、【目指せ!繁盛店】でも取り上げます。

 間違っても・補助金が付いても「ご用聞き・宅配事業」などに手を出さないこと。自己負担分と時間の無駄とせっかくのビジネスチャンス、「機会損失」と大損することになります。

当ブログの主張、もっと普及させるべきだと思われたら
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