商店街はなぜ活性化出来ないのか?

 活性化するために為すべきこと、がなわれていないか、ですね。はっきりしています。
では為すべきこととは何か? となると右から左に正解は出ません。

  全国全都市で少なくとも30年は取り組まれている商店街活性化ですが、未だに成功した、という事例がほとんど出てこないのはなぜか?
考えたことがありますか?

「商店街活性化」について考えてみる:
今、素直に「商店街を活性化するには」と声に出すと、とたんに、次のような疑問が湧いてきます。
1.商店街活性化とは商店街がどうなることか(定義)
2.どうすれば実現可能か(方法)
3.可能性を実証するにはどうしたらよいか(実証)
4.これまでできなかったのはなぜか(総括)
5.誰の仕事か(役割分担)
等々、これの疑問を一つ一つ解決していかないと 《あるべき活性化の取組を考える》には辿り着けません。
これらを「商店街活性化の論理」または「論理」と呼ぶことにします。

  30年も取り組んできましたが、《論理》をきちんと考えたうえでの取り組みではありませんでした。
極論すると、「来街者を増やす(=販売促進)」事業を毎年毎年手を変え、品を変えて繰り返してきた、年間を通じてのワンセットを30回繰り返してきただけ、でした。
何の進歩も反省もなし、ですね。きちんと反省が行われていれば、少しは前に進める体制が作られたかも知れませんが・・。。

  『中心市街地活性化法』が制定されて、「中心市街地(都市の中心部の商業街区)の活性化の推進は、地方公共団体の責務」とされましたが(『注活法』第五条)、取り組みの内容はほとんど変わりません。
何故か?
地方公共団体も上で述べた 《活性化の論理》 を持っていないからです。本来なら中心市街地活性化基本計画を作る自店で《論理》を構築しなければ成らなかったのですが、構築されていない。
したがって、役所のなかでも《論理》が共有されておらず、なぜ市役所が公金を使って商店街活性化に取り組まなければ案等ないのか、釈然としない人もいるという有り様です。
時に意欲的な人が異動してくると、飛躍的に取り組みの質が向上しますが、その人が去れば元の木阿弥。一から出直し、ということで相変わらず年々歳々ワンパターンの繰り返し。

2016年現在、全国全都市で取り組まれる 「商店街活性化」 がその発想とコンテンツにおいて30年前と競べてほとんど進歩がないのは、まさに《論理》が装備されていないからです。

この状況をその原因まで遡ってきちんと理解し、反省した上であたらしい取り組みを構築することが必要です。
問題は、主要なポジションに配置されている人たちがこの状況と課題を理解しているかどうか
問題状況をあらかじめ理解していることはあり得ないので、理解してもらう段階が必要です。
どうすべきか? お奨めは、官民合同の本格的な 《勉強の機会》 を儲けること。
市長さん以下の揃い踏みが望ましいのですが、さあ、誰が猫の首に鈴をつけるのか?

今日は、キラリの《成果報告会》。
講師講評でこの様な話をする予定です。

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