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ストーリー性が切望される基本計画

 中心市街地という多種多様な機能が集積する地区を5ケ年という期間の取り組みで活性化しようと言うわけですが。

 こういう総合的な取り組みの場合、その計画には必ず「ここからあそこへこういう方法でたどり着く」というシナリオ、「物語性」が必要です。個々の事業は、全体のストーリーに上手に組み込まれてはじめて、「活性化のための事業」になります。
ストーリーを欠いた取り組みは、多様多彩な事業をいくら並べても所詮、単発・一過性で終わります。
疑う人は「回遊性の創出」などをうたい文句に誘致された大型集積が何をもたらしているか、喧伝されている各地の状況を確認してみられることをお奨めします。

基本計画は、ここからあそこへどういう道筋をたどってたどり着くか、というストーリーを実現するための仕事の計画です。
「ここ」「あそこ」「たどるべき道」が明確でないと、取り組むべき仕事、種類とか順序とか、は分からないはず、にもかかわらず立派に計画が作られ認定されている、という状況がありますね。

現状は、
①「ここ(現状)」が的確に把握されていない
②「あそこ(目的)」が適切に設定されていない
という状況ですから、
③「たどるべき道(活性化の方向と方法)」が分かるはずがない
というなかで作られる
④基本計画に実効性があるだろうか?

ということですね。

「もって他山の石」ということわざがありまして、省略形です。
「他山の石、もって玉を攻むべし」が本来の成句、“よその山から出た有用性に乏しい石くれでも玉を磨く役には立つ”ということで、「人の振りみて我が振り直せ」と同義です。
で、「ストーリー性のない計画」は「他山の石」ですからね。

 一読、ストーリーが伝わってこない計画・事業が羅列されているだけの計画は計画の名に値しません。
間違っても「他山の石」を「玉」と間違えてパクったりすることがありませんように。老婆心ながら。


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