情報リテラシー

 情報を収集・加工・評価・蓄積・活用する能力のこと。
短くすると「識別・活用能力」でしょうか。
特に注意したいのは「識別」ということ。

 商店街活性化界隈では、ご承知のとおり、目標として「通行量増大」が掲げられることが多いのですが、なぜ選ばれたのでしょうか?

 藻谷浩介という評論家がいて、かって “日本中の自治体を見てきた、行っていないのは5個所だけ” を看板に 中心市街地活性化の第一人者” と言われていました。
この人が佐世保市の中心商店街を見て通行量の多さに驚いて、
「日本一元気な商店街=佐世保市四ヶ町商店街」という特に根拠も無い評価を下し、それをもとに “元気な商店街は人取りが多い、街を元気にするには人通りを増やすこと、住む人、来る人を富ふやすべき”とぶち上げました。
これが “商店街活性化の目標は通行量の増大” の元祖です。

 本当に通行量が増大すれば商店街は活性化するのか?
佐世保市四ヶ町商店街は本当に繁盛しているのか?
といった疑問はあまり問題にならず、すんなり「商店街活性化を実現するための目標は通行量の増大」 が定着しています。

 しかし、実際に取り組んだ結果はどうでしょうか?
イベントなどによる集客、物販以外の集客施設の建設による通行量増大を実現しても客数・売上増にはつながらず、まちの活性化は実現できない、という事例がほとんどです。
あらためて、「通行量増大」は商店街活性化の目標として適切だろうか、ということが問われます。

 本当は、「街のにぎわいは通行量から」という説や「活性化するために通行量増大に取り組む」という方針が出た段階で、本当だろうか と考えてみるべきでした。
なぜ、それが出来なかったのか? 
もし出来ていれば、活性化を実現するには何が必要か、地に足のついた議論―取組が出来たのではないでしょうか。

 というように考えますと、あらためて、情報リテラシー、情報の考え方・接し方・利用法などについて、きちんと理解しておくことの大切さが痛感させられますね。

 情報は、自分尾アタマを使って処理することが大切です。
そのために、特別の知識や技術は不要です。
情報に接するときは、
なぜそう言えるのか、根拠はなにか?
情報に反する事実は無いか?
といったことを考えてみればよろしい。
今自分が持っている知識、すぐ手に入る情報を使って出来る作業です。

 情報リテラシーの向上は、誰もが臨む糊塗ですが、これは自力で向上する以外にありません。
まず、自分のアタマで考える、自分のアタマを使ってその情報を吟味することからはじめましょう。

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