商店街活性化の方法は色々あるか?

商店街活性化の方法は色々ある、とは東京方面の常識のようですが、本当にそうでしょうか。
われわれは、機会がある度に「商店街活性化5つの階段」、「キラリ輝く繁盛店づくり、点から線、線から面への展開」を提案視していますが、帰ってくる言葉は「活性化の方法は色々ある」という一言w
確かにいろいろな取組が試されていますが、いろいろな方法で活性化に成功した、という報告はありませんね。

 一方、商店街が陳腐化し、空洞化し、現在の状況に陥った大きな原因は、非商店街的・郊外型小売業の進出です。
新しく登場した郊外型小売業にお客を吸引されたのが商店街空洞化の最大の要因であることは、全国どこの商店街でも共通しており、したがって、商店街活性化の課題は、非商店街小売業、特に郊外型商業集積にどう対応するか、ということを避けるわけにはいきません。
(多くの商店街の活性化事業は、あたかもその商圏内には、郊外型商業施設は一個も存在しないかのような態度で活性化事業に取り組んでいますが)

  この課題へ対応するにあたって、“方法が色々ある” というのは本当でしょうか?
言い換えれば、郊外型商業との競合で商店街が生き残る方法は色々ある、ということですが本当でしょうか?

 “色々ある” といいながら実際に取り組まれているのは、三種の神器こと販売促進、コミュニティ事業、空き店舗対策と決まり切っています。さらに、それらの内容も商店街凋落の最大要因=郊外型商業への対応という性格をまったく持っていないレベルの内容ばかりです。
こういうパターン化された事業に取組ながら、活性化の方法は色々ある、というのはおかしな話。というか、実際は郊外型商業との対応などまったく考えていないことの証左では無いか?
“色々ある” というのは今さら他の方法、とりわけ個店に店づくりの改革を迫るような取組は不可能だ、という思い込みに基づく拒絶反応かも。

  中活法の基本方針では、中小小売商業者(われわれのいう個店経営者)の競争力の根幹は業種揃え・店揃えの最適化とされており、さらに平成10年発刊の『中心市街地活性化対策の実務(旧・通商産業省)』では、まちを一個のショッピングモールに見立てて再構築する(タウンマネジメント)ことが提唱されています。(これはまだ活きていることを確認済み)

 ここでは、商店街活性化の方法はただ一つ、商業集積としての再構築=業種揃え・店揃えの最適化が高らかに提唱されているのですが、このところの施策を見ると、本当に「色々ある」というのか、いろいろやってみる、というのかスキームからは相当ずれているように思われますが如何でしょうか。
結局、商店街(中心市街地)活性化の論理がきちんと構築されていないため、制度発足当時の担当者のスキームに掛けた思いが継承されず、法改正を経て、"色々ある" というところに落ち着いたのだったとしたら物寂しい話ですね。、

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