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「専 門 用 語」

中心市街地活性化関係では「専門用語(*)」が必要です。
それも、従来、小売業界各ジャンル毎に使われている「暗黙の了解」に基づく「非・理論的」的な用語ではなく、前後左右と論理的に結合しあっている「専門用語」が必要であり、結局、「理論」を何とかしなくては、いうことになります。
(*専門用語:“専門分野”で使われている言葉のこと理論の裏打ちは有ったり無かったり)

 中心市街地の多重多様な小売商業機能を「ショッピングセンター」理論で理解するというのは出来ませんからね。
まぁ、出来ないこともないでしょうけど、その場合、理解の内容はクルマにたとえれば「バス」だけの知識でクルマ全般を取り扱おうというようなことになってしまいます。
多種多様なクルマにそれぞれについて、特性を理解し、向上を目指して磨きを掛けるという仕事は出来ません。

 そういうことで。
RSC方面の皆さんも『理論コーナー』だけでなく、各コーナー満遍なくおつきあいいただくことをお奨めします。

 当ブログもますます「理論」のウエイトが高くなると思います。
別府市のケーススタディにおつきあいの皆さんは身を以て確認されていると思いますが、この時期、「理論的」ということは即「実務的」ということですからね。
理論なき実務とは、空想に基づく活性化w

「中心市街地活性化」は、“都市機能の増進と経済活力の向上”ですから、これについて、読む・考える・話す・書くといった作業においては「専門用語」が駆使されます。
出来上がっている『基本計画』は極言すれば、良い悪いは別として“専門用語の羅列”です。

 さて、これらの「専門用語」ですが、そもそも“その意味するところはキチンと理解されているのだろうか?”というのが当サイト長年の問いかけであります。ご承知のとおり。

 別府市のケーススタディでは、「回遊性の創出によりショッピングゾーンを再構築する」という目標が掲げられているわけですが、これを如何に実現していくか、考え・議論し・まとめるのが“基本計画作成プロセス」であり、その結果が、書かれ・決定されると『基本計画』てすね。
 検討作業におつきあいの皆さんはよくご承知のとおり、作業では必要と思われる「専門用語」について、目標や当該分野の理論などを援用しながら、一々「定義」をしています。
そうすることで「目標~仕事~達成」というプロセスに専門用語を配置しているわけです。
こういう作業を経てはじめて「専門用語」目的達成への仕事に取り組む上で必要な事項を指示することが出来るようになります。

 こういう仕事を経ていない専門用語には、目的達成に向かって使っているコトバだ、という確信が持てません。専門用語を用いて計画される業務も同様です。
まあ、それでも結果がばれるのは2,3年先のことですし、“みんなで渡れば怖くない”ということもあるし・・・。

 ということで“行っちゃった計画”もありそうな今日この頃ですが、別府市に戻りまして。

別府市の「中心市街地・商業活性化の基本目標」は、
 “中心市街地という多様な小売商業機能が密接立地している街区にさらに「リージョナルショッピングセンター」を誘致することで「回遊性を創出」、全体をショッピングゾーンとして再構築する。”
ということです。

 これをホンキで計画し、実現を目指すには、「専門用語」を“動く専門用語”にして行かなくてはならない。
たとえば「回遊性」。
これは別府市中心市街地の活性化の成否を分かつ重要な言葉です。
《ゆめタウン別府》の誘致を契機にこれを創出出来るかどうか、どうすれば回遊が実現するか、というところに中心市街地の商業活性あの、言い換えれば各商業施設の命運がかかっているわけです。

 とするならば、計画作業はシビアにならざるを得ません。
「回遊」とは“人が歩き回ること”ですが、
“商業地において人はどうすれば回遊するか”
“回遊が活性化に直結するには、何が必要か”
“そもそも異なる商業機能相互間を「回遊」するのはどうしてか”
というように、さまざまのことを解明することが必要です。

 作業は、「都市・人々の生活において小売業がになっている機能」という抽象的なところまで遡って考えることが必要かも知れません。現在における小売業の各業種業態がそれぞれ分担する機能の特性などももちろん理解しないと、「各商業施設間の回遊」を考え・実現を仕掛けることはできません。
 実効ある「回遊性の創出」を考え・実践を計画するには、単に専門用語を駆使するだけはなく、「実効性」を保証する理論に裏付けられた専門用語を使うことが不可欠だ、ということですね。

 別府市のケーススタディは、ショッピングセンター誘致というニュース性から取り組んだものですが、作業が「理論に裏打ちされていること」は、誘致の有無に関わらず、「中心市街地の商業の活性化」に取り組む場合には、必ず実現しなければならない条件です。旧スキーム時代の『基本計画」では実現されていない条件です。

 さて、新スキームに基づいて作成された、あるいは作成される『基本計画』、その全体は「専門用語」を駆使しして既述されている言ってみれば『専門書』であり、これに関わる皆さんはもちろん「専門家」ですね。少なくとも外部から見ればそう見えますし、発現される専門用語は当然、理論に裏打ちされている、と思いますからね。

 『専門書』は、もちろん部外者(非・専門家の関係者を含む)にはチンプンカンプンですが、“専門家は十分理解しているにちがいない”とうのが部外の認識です。

 “必要なときは専門家が分かりやすく説明してくれるだろう”という期待も「非・専門家」の関係者、特に商業者などにはあるかも知れません。もし、期待が無かったとしても、ことは商業者の事業の命運に関わることであり、かつ、所業者自身のなにがしかの行動参加が予定されていたりする場合は、商業者の「理解・納得・行動」を実現することは、当然ながら専門家の仕事です。

 さて、そういうことで専門家の皆さん。
皆さんは日頃自分が使っている「専門用語」についてどれくらい自信をもって使っておいででしょうか?
皆さんが日頃駆使されている「専門用語」は『基本計画』の成就に必要な、非・専門家である関係者の「理解・納得・行動」の実現を推進していく力を持っているでしょうか?

 そもそも自分が使っている専門用語、自分自身の「取り組みへの確信」の源泉になっているだろうか? ということもあったりします。
「専門用語」は怖いです。

 もちろん、ここでいう「専門家」とは“自分の仕事として専門用語を駆使している人”のことでありまして、「支援に招聘された専門課」だけを指すものではありません。

 ということで。
あらためて「専門用語」について考えるスレッドを【理論創発】に準備しました。

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    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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