「高度化」事業の真偽を分かつもの

私見では、「高度化事業」について、適切に活用されている以外に、
①有利な制度だから利用しない手は無い・・・なんかやることないか
②成功する事例が少ない・・・手を出さない方が良い
という「二極化」が見られ、もちろん、どちらも制度の趣旨から外れた
アプローチです。

 活性化実現に向けて、取り組むべき課題があり、取り組むには高度
化事業の制度がピッタリ、という場合に利用する。この制度に限らず、
一般に支援制度はそういうz前提で作られています。
はじめに課題ありき。
さらにその課題に、この時期、他に優先して取り組むことで(他の取組
と相互作用しつつ)全体の取組を大きく前進させることができる、という
確たる展望があること。
さらに。高度化事業を利用して取り組む事業と並行する事業群の実行
計画と組み合わせた「ロードマップ」を作成し、推進する体制を作ること。
高度化事業が起工すると往々にして他の事業がおろそかになりがち。

  着手前に全体の取組が動く体制を作ることが肝要で、特に、重要な
ことは、言うまでも無く個店・売場の改革改善の取組です。
高度化事業の竣工から「おひろめイベント」までに、各個店売場のが
“ショッピングの場” にふさわしく【装い・しつらえ】が整えられていること。

 高度化事業の成果の御披露目が、街の “ショッピングの場” としての
再スタートの御披露目になること。
これが実現出来ないと、高度化事業で取り組んだ事業に掛けた期待は
実現出来ません。

 度化事業を成功させるには、
①事業内容が商店街の問題情況にマッチしていること、
②事業の前後左右で、高度化事業と共有する目的実現に必要な事業
  群が取り組まれること、
③ロードマップによる全体のマネジメント
の3点セットが不可欠です。

  こうして見ると、従来の高度化事業は、上記①~③の条件が整えられ
ないまま、取り組まれたものが多く、企画自体がダメだったり、波及効果
を得る仕組みが無かったり、総じて事業の成果を獲得できる条件を整え
ないまま取り組んだ結果、当然ながら失敗した、というケースが多いと
思います。

 もちろん、ことは高度化事業に限ったことではありません。
全ての取組が必ず、「ショッピングの場」としての各個店の売場の改革
改善の取組と連動することが不可欠です。

 商店街が取り組むハード事業、街の活性化実現につながるかどうかは、
「ショッピングの場」・個店売場の改革改善とどう連動しているか、取組を
どうバップアップしているか、を見れば一目瞭然です。
これから取り組まれるところは、ハードはソフトの基礎、ソフトの充実無く
ハードの成功は無いとキモに銘じて、ソフト事業との連動を計画してくだ
さい。なお、ソフト事業のあるべき内容については、必要により、当社の
ノウハウを提供します。

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