中心商店街新規出店の四天王

  空き店舗なんかすぐ埋まる、という商店街は結構ありますね。
特に、大都市の中心商店街でよく見かけます。
次のようなことが起きています。

1.都市中心部の歩行通行の結節になっていて通行者数が多い
2.近年、物販店を中心に空き店舗が目立ち始めていた
3.最近空き店舗が少なくなってきた
4.お、うちの街って活性化してるじじゃん!

実態は次の通り
1.新しく出店してきたのは、通りの通行量を当てにした、「立地
  依存型」の店舗である。
2.繁華街型の業種・業態がほとんど。
3.既存店舗とは客相が異なる。
ということなので、
4.空き店舗よりまし、という考え方もあるが少なくとも既存の
   個店群の売上に好影響が出ることはない。
5.したがって今後も商店街に空き店舗が出る、という趨勢は
  改善されない。
6.「うちの街(商店街としては)」は活性化できない。
ということになります。

ちなみに今どき出店するのは、
1.ドラッグストア
2.ゲームセンター
3.百均
4.飲食店
ですね。
この4業種がつまり「新規出店の四天王」です。
商店街立地ながらいずれも80~100坪以上ほしい業種です。
その規模の店舗が連袂していた街でかつ、「渡り廊下」的な
機能を持っていると好立地。

  こういう業種が出てくることが商店街活性化につながると
考えている人はいないだろう、と思いたいところですが、残念
ながら実際は活性化の手法として誘致したいと考える人は
少なくありません。
そういえば、「百縁商店街」のスタートも、街を活性化する
ために百均を呼ぼうとしたが、来てくれなかったので始めた
ということでした。

 共通しているのは、商店街のデスティネーションを強化する
という課題への答えにならないこと。
いずれも既存の来街通行者を当てにした出店です。
「繁華街業種」です。

 成功事例が出ると、オーナーさん、地主さんが色めき立って、
リニューアルが始まります。
特に、飲食・愉楽系のテナントビル。

 中心市街地・中心商店街のあるべきテナントミックスから
言えば、ラグジュアリィニーズ対応の専門店の連袂を実現
したいのですが、上位コンセプトが確立しており、かつ、
「キラリ」的取組が先行し、成功事例が輩出するようになら
ないと難しい。

 まあ、成り行きで四天王を誘致するのも空き店舗が埋まる、
ということでは埋まらないよりまし、特にテナントビルの所有者
地主各位にとっては、算盤が弾きやすく取り組みやすい、という
ことかも知れませんが、商店街活性化の王道である「業種揃え・
店揃えの最適化」という観点から見れば、ウーム、ですね。

  そういう条件が揃っている中心部がある都市は、「中活法』の
スキームで商店街活性化に取り組まなければならない都市・
中心市街地では無かったかも知れません。
(スキーム自体、政令都市や県庁所在都市向けとは思われない)

 念願の投資が行われる、ということでは活性化を推進するわけ
ですが、最終消費の受け皿である小売段階が「チェーン」に占有
されていては【消費循環】は再生出来ません。

 何とか専門店軒を連ねる、都市を代表する・都市の顔に
ふさわしい中心市街地を実現して下さい。

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