商店街活性化の全市的混迷

 某市では、近年の商業活性化の施策が中心市街地に偏っているという
批判が高まり、中心市街地以外の地区に立地する商店街。商業者へも
支援をすることになったと昨日ネットで流れていました。
我々はとっくに予想し、警告していたところですが、遂に来るべきものが来た、
ということですね。

 そもそもこれは、
なぜ「中心市街地」を他から優先して取り組まなければならないのか?
ということと密接に関連してます。
この位置づけを誤ると、逆風が吹くことは間違いありません。
あらためて、
中心市街地活性化は何故必要か?
整理しておくことが必要です。
当社サイトには、これまで何度も説明していますから、「必要性」が
いまいち腑に落ちない人は確認して下さい。

 中心市街地・中心商店街活性化の重要性を確認した上で,もう一度
商店街を見てみますと、積年の手厚い支援のもとでの取組にも関わらず、
ほとんど活性化を実現する可能性を見いだせないまま、漫然と集客催事の
繰り返しに終始しているように見えます。
中心市街地以外の商店街・商業者から “我々の活動にも支援を” という
声が上がるのは当然であり、これに反論出来る人はいないと思います。

 もともと,中心市街地所在の商店街に対して他に優先して注力したのは、
『中活法』第2条の三号要件=「中心市街地の活性化が市内の他の地域の
発展に有効であること」を踏まえ、
中心市街地の商店街を活性化させるプロセスで開発・蓄積した繁盛ノウハウ
を市内全商店街・商業者に伝搬し、市内地場商業全体の活性化を推進する、
というもの。
都市の地場商業活性化実現の第1段階としての中心市街地に対する“選択と
集中”による支援だったわけです。(他に中心市街地を優先する理由は無い)
期待に反してそれが全く機能しない以上、域外から批判の声が挙がるのも
当然です。

  批判は、商業者からばかりではありません。
“魅力的な店舗、商品が少ない” と繰り返し批判される「デスティネーション
の不備”」には、“個店の店主がすべきこと” と目をつむり、集客事業(ソフト
はーど)に専念してきた"ツケ"が今請求されています。

 行政ももちろん、批判を免れません。
中心商店街が企画する集客催事を了承して支援を続けて来たのですから。

 さあ、どうする?
ということですね。

 ちなみに、冒頭に紹介した域外の商店街が要望しているのは「集客催事」
に対する支援とか。
中心市街地の集客催事が活性化につながらない情況を知っていながら、
イベント支援を要請? 
行政はそれを了承して支援する?

 ということで。
地方自治体が支援する「商店街活性化」の混迷は、これから中心市街地だけ
では無く、全市的に拡大する可能性が増してきました。
このままでは集客催事への支援が全市的にふくれることになります。
だから言ったじゃないの、ということで、対策は当社サイトで懇切丁寧に説明
しているので、"その気があるひとは勉強してください。

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