「計画原論」領域の問題状況

「計画原論」領域の問題状況

 一般論とも言います。
計画とは何か、なんのために作るのか、ということから始まって
計画が具備しておくべき要件
計画作成に必要な知識・技術
等々についての体系的な知識のこと。

 我が国には、計画一般についての知識がほとんど蓄積されて
おらず、研究者も極めて少なく、多くの計画は理論無し・先行事例の
見よう見まね+“差別化”で作られています。
もちろん、『中心市街地活性化基本計画』も例外ではありません。

 全国中小都市が取り組んでいる中心市街地・商店街活性化が
上手くいかない、所期の成果を挙げることが出来ないまま低迷して
いるのは「計画」を所要の知識理論を持たないまま、見よう見まねで
作成したからですね。
作成を支援した学識経験者、受託したシンクタンクの専門家も表見、
計画と銘打った書類は作れますが、活性化の実現という目的との
整合性を備えた計画を作るために必要な基礎体力は果たして備えて
いるのか、心配されます。

多くの都市の中心市街地活性化基本計画の出来映えは、とても計画
作成の専門家(プランナーさんですね)の指導の下に作成されたとは
考えられないレベル。

 「計画原論」「計画一般論」といった学問領域が未発達、そのために、
計画作成に関する常識を備えていない人たちが作成に参画、結果と
して活性化を実現できない計画が出来上がり、それに基づいて達成
出来ない取組に終始した、というのが中心市街地界隈の状況の根本
原因です。

 「一般計画論」や「計画原論」で検索して見ると、我が国の関係方面
に一般論レベルの知識(計画作成上必要な理論的知識)が整備されて
いない、しかも誰もそのことを問題にしていないことが一目瞭然です。

 我が国では計画原論関係の業績は、
加納治郎『計画の科学』経済往来社昭和38年)
が一冊あるだけです。
他は翻訳物がいくらかあるくらい。

加納さんは,東京帝大工学部を卒業、内務省に入り、農林省などを
経て経済企画庁総合計画局計画官の席にあった人です。

 計画と言えば土木や軍事方面が先行していますが、加納さんの
業績は継承されていないようです。
都市計画などは「計画に関する一般的な知識」「常識」抜きでは
話にならないと思いますが・・・。

 折しも「地方創生・総合戦略」の作成が喫緊の課題ですが、
「中心市街地活性化基本計画」 を失敗した力量でその上位計画に
当たる実効的な地方創生戦略を作れるわけが無いのでありまして。

 戦略作成に参画する人で、言われてみればそのとおりだ、と
思った人は、迷わず当社の支援を受けられることをお奨めします。
特に、創生戦略の中核となるべき中心市街地―商店街活性化の
戦略についてはご承知のとおり、唯一当社だけが「5つの階段」
という戦略を提唱しています。
他に選択肢は誰からも示されていません。
これを提示出来るかどうかは、プランニング一般について所要の
能力を持っているか否かを見極める格好の試金石です。

 「中心市街地活性化基本計画」挫折の轍を繰り返すのか、都市
の持続可能性の再構築という上位目的に整合した実効的な総合
戦略を作るのか、都市の命運が定まる分岐点にさしかかっています。

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