域内資金循環等新事業開発検討事業

 全国商工会連合会所管です。


現在、全国で取り組まれています。
域内資金循環は、単に域内でお金が動くだけでは無く、環流する、即ち、
所得が消費に回って,それが再び域内の所得になる、ということです。
つまり、地元に住んでいる人が生活を営むために必要な商品を講習する、
そのときに使ったお金がもう一度地元を回る、ということですね。

 最近、「資金の域内循環」はよく見かける言葉ですが、「循環」=環流
一度流れたものが源流に戻って再び流れをつくることですから、
単に所得機会を増やすこと(大事なことであることは言うまでも無い)
だけでは無く、そのお金が商品の段階で再び地元の所得になること。

 そのためには何が必要か?
既におわかりのように、地場小売業(「地元住民」が営む小売業)の
売場が「消費購買の場」としてちゃんと機能すること、ですね。
地場小売業の売場が消費購買=ショッピングの場、行き先としてきちんと
機能していてはじめて「域内資金循環」が実現します。
地場小売業が役割を果たせないと資金の流れはどうなるか?

  域外資本・チェーン店の売り場を通じて,域外に流出します。
流出したお金は二度と地元に帰ってくることはありません。
郊外型商業のほとんどは域外資本のチェーン店です。
ここで使われたお金はチェーンの本部に収まり、内部留保・どこか別の
街への投資(「消費」を本部に吸引するための設備投資)などに使われます。

 「域内資金循環」を考える上で大切なのは、「置き換え」ということ。

①移入代替・・域外からの移入に依存している製品・サービス等のうち、
 地元製に置き換えられるものは置き換える。

②移出代替・・移出財の加工度を高める。原料から半製品へ、半製品を
 完成品へ

③移出財の再移入阻止・・財のUターンを防ぐ。製品の域内循環システム
 の開発

④既存産業の見直し・・地元既存の産業を現在のニーズに合わせて再構築
 ・再組織化

⑤新しい産業の創出・・地元の経営資源を利用して新しい産業を起こす

(出典:清成忠男『八十年代の地域振興』日本評論社1981)

代替=置き換えですね。同書では明示されていませんが、ショッピング
行き先を郊外のチェーン小売業から地場小売業に置き換えることは、
これまでほとんど問題にされてきませんでしたが、資金循環という視点
からはとても重要なことです。

もちろん、.だからといって無条件に『買い物は地元のお店で』を呼びかけ
ても話は通用しません。だれでも自分で納得出来るお店でショッピングを
楽しみたいのが人情です。

 実現するには、地場小売商業者が「その気になって」がんばる以外に
ありません。

ただし、言うまでも無く,ただ頑張りさえすればよい、という時代
ではありません。
適切な理論武装とそれを実行する技術の修得は不可欠。

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