タウンマネジメントと「5つの階段」

中活法の枠組みで中心市街地=都市旧中心部の商業街区の活性化は、
当該街区内の商業集積を一個のショッピングモールとして再構築する
ことと定義され、その取組はタウンマネジメントと称されることになり
ました。(中活法及びTMOマニュアル参照)

 この取組を成功させるにはスタート時点(基本計画作成段階)で次の
課題を解決しておくことが必要でした。

1.街区ぐるみで転換をめざすショッピングモールとはどのような商業
機能を担うのか?(標的客相、テナントミックス、サービスミックス、
提供環境など)を明らかにしておくこと

2.現状からモールとしての再構築が軌道に乗るまでの道筋を描くこと

3.2を実現して行くために必要な知識・技術を見積もり、獲得する
方法を確立すること

 この3項目が実現しないと、モールとしての再構築を目指すタウン
マネジメントは出来ません。

 ところが、作成された基本計画で3項目について所要の作業を行う
ことを計画している都市はこれまで一個もありません。
これでは活性化が実現出来ないのも当然です。
活性化を推進する条件が整えられていないのですから。

 当社は活性化への道を“キラリ輝く繁盛店づくり”が牽引する商店街
活性化への道”としてこの間、全国有志の皆さんと協働して来ました。

 しかし、具体的なタウンマネジメントについては、各中心市街地、
商店街の現状を踏まえ、個別具体的な状況に即して計画することとして
特段そのシナリオを提唱することはしてきませんでした。
キラリを終了しなければ次の段階について云々しても無意味ですし、
一方、キラリを終了したところは、“次は何をなすべきか”当然当社に
諮問があり、あらためて包括的な協働体制を構築することになると考え
たからです。ところが実際はそうはなりませんでした。

 多くの都市が(活性化への道を学んでいたにも関わらず)、単年度の
キラリ終了をもって、活性化実現への道を構築し終えた、後は商業者が
その道を歩いてくだけ、という予想外の判断をする都市があり、その結果、
取組は進捗するどころか初年度の成果から退化してしまう事例も現れ
ました。これではならじ。

 ということで、登場したのが“5つの階段”です。
中心市街地、商店街の活性化=ショッピングモールへの転換を軌道に
載せる取組=転換過程の計画―統制をタウンマネジメントととらえ、
実践していく― その具体的なあり方が中活法制定以来はじめて登場
したわけです。

 今年度のキラリは、スタート直後からこの取組は“5つの階段”の
第一段、軌道に乗るための5つの階段の第一段階だと言うことを名言
しての取組になっています。
したがって、終了時点の目標も、第二段階に上っていく準備が完全に
出来上がっていることという、これまでのキラリと比べると様変わりの
課題に取り組みます。

 実際の取組はどうなるのか、キラリを終了している都市・商店街が
次に目指すべき「第2段」とはどのような課題か?

 9月のセミナーでその全貌を明らかsにするとともに、既に取組に
着手している都市からその実態を報告していただきます。

 中心市街地のタウンマネジメントとは“転換のマネジメント”、どこへ
向かってどう転換していくのか、論理と戦略が無いとマネジメントは
不可能です。

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