シナリオに基づく数値目標の設定

 中心市街地・商店街活性化の事業計画では“数値目標”を設定
することがあたりまえになっています。
目標数値をかかげ、これを尺度に取組を統制する=P-D-C
ですね。
もちろん、目的は活性化の実現、より具体的には「持続可能性の
再構築―再投資可能性の構築」、すなわち、持続するために必要な
再投資が可能になる条件を作り上げることが活性化の取組の目的
です。そのためには所要の水準で収益を上げ続けることが必須条件。

 数値目標はそれを達成することが“活性化”の実現に直結して
いることが必要です。
もちろん、計画の3~5年という期間内に活性化を実現することは
街の現状から見て難しいので、活性化を実現していく“方向”
が定着する、その方向において数値目標が達成される、という
ことが条件になります。

 したがって、目標は単に達成出来そうな数値を設定するのでは
無く、活性化を実現していくための取組の総合的なシナリオとの
関係で導き出された数値でなければならない。

 さらに、現場の状況からすれば数値目標を達成していく過程で、
商業者をはじめ関係者の能力向上は必須課題ですから、数値目標
はそのことも勘案して設定することになります。

 このあたりの考え方は、プランニングの専門家にとっては当然の
常識ですが、こういう専門的な考察を踏まえて作られている計画は
ほとんど無いところに商店街活性化実現の難しさがあるわけ、
難しいのは繁盛実現ではなく、繁盛実現の取組を構築する作業の
方にあるわけですね。ご承知のとおり。

 どこを目指すという上位目標がないまま、“たぶんこれ位なら
クリアできるのでは”と当てずっぽうで設定されている目標が
ほとんど、したっがって、数値が達成出来た暁にはわが街はどう
変わるのか?という数値以外の目標との連動は一切ありません。

 ホントにこんな計画―実践を続けていて疑問とか湧かないんで
しょうかねぇ・・・。

 キラリに取り組んでいる商店街のうち、最先頭を走っている
ところは、ちゃんと「活性化実現のシナリオ」に基づいて事業計画
を作り、計画に基づいて数値目標を立てています。
数値目標をクリアすることが活性化の実現に間違いなく前進して
いくといいう体制が作られているわけです。

 しかし、残念ながらこの段階に進んでいる商店街・都市は限られ
ています。今現在ではわずかに1都市のみ。
 三者体制がきちんと作られていないと、実現は難しく、三者
体制が始動している都市は限られているということですね。
中にはトップが変わったとたん、キラリ撤収、活性化はハコと
イベントで、という路線に先祖返りしたところも。 

 当社の提案を納得し、愚直にその実現を目指す商店街・都市
だけが活性化への道を歩むことになります。円滑な前進を阻む
事情はたくさんありますが、事情=「解決しないと先に進めない
問題」ですから、事情が事情が、と事情の前で立ちすくんでいる
間は取組が前進することはありません。

 商店街活性化、理論的・実践的な実現の可能性は、キラリによって
実証されていますが、それを実現出来るかどうかは関係者の意欲、
とりわけ、キラリを理解している皆さんの行動にかかっています。

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