吸い込まれるようにお客が入ってくる店

 商店街活性化。
“通行量を増やせば街が賑わい、お店が繁盛する”というトンデモな意見について、当サイトは開設以来一貫して「反対」していることはご承知のとおり。
創唱者では無いが、趨勢を牽引した藻谷浩介氏の言説を徹底批判して来たこともご承知のとおりです。

 商店街の賑わいとは、単なる通行量では無く買い物客でお店の内外が賑わうことですからね。
疑う人は手近の国語辞典にあたってみてください。

 通行量の増加と個店の繁盛、よく“鶏と卵の関係”にたとえられますが、もちろん、個店の繁盛が先、繁盛する個店が軒を連ねていないとイベントなどで来街者が増えても恒常的な賑わいにはなりません。
通行量が入店客―買い上げ客に転化することが期待できるのは、繁盛しているお店だけですからね。繁盛していない=支持するお客が少ないお店の前を通る人がどうしてそのお店に入らなければいけないのか? なぜ入る気になるのか?
自分のアタマでちょっと考えれば誰でも分かることですね。
(どうも商店街活性化業界では“自分のアタマで考える”ことを忘れる風潮があるような)

 さて、昨日は福岡市の「商店街活性化を牽引する核店舗創出事業」、南区雑餉隈銀天町商店街の第一回臨店でした。
参加店は、看板店、ブティック、文具店、時計メガネ宝石店の4店。皆さん、明るく朗らかに取り組まれました。
それぞれのお店が当面の課題を課題をハッキリ確認、暑い盛りですが、これからじっくり取り組み、次回・9月初旬までにクリアする。

 夜は第2回講義。環境の変化その1 お客の生活・消費購買行動の変化。当社流繁盛店づくりの特徴は、一般に“環境の変化に対応しなければならない”と言ってお終いになるところを、①お客の変化、②競争の変化、③その他の変化に大別して内容を説明、“対応の方法と方向”を提案することです。これが今後ずうっと仮説―試行で進化させていく店づくりの基礎になります。

 講義終了後に参加店会議。
それぞれ①この事業に取り組む趣旨と ②昼間の臨店を通じて明確にした取り組み課題 について報告、質疑を経て共有しました。
さらに、商店街全体が直面している具体的な問題についてもこの事業の期間中に“仮説―試行”にチャレンジすることに。

 個店の報告で印象的だったのは、ブティックさんの報告。
臨店のメインはウインドディスプレイの改善と店頭スペースの確保でした。終了後さらにウインドディスプレイの手直しなどを行ったら、一見のお客さんが“吸い込まれるように入ってきた”とのこと。本人もびっくりだったそうですが、他の参加者も効果を直接見聞しますから取り組みに拍車が掛かります。

 “吸い込まれるようにお客が入ってくるお店”お客に見える店づくりの目標です。
“通行量が増えればお客が増える”ことが期待できるのはこういうお店だけですね。

 明日はいよいよ福岡市・福岡県中央会主催の商店街フォーラムです。

昨日は最終打ち合わせ、九州地区の行政担当者,商店街関係者を中心に100名以上の参加とのことで、関係の皆さん張り切っておられます。もちろん当社も。

 takeoは今日から福岡市入り、みゆき通り商店街にお邪魔して夜は吉塚商店街の事業オリエンテーション。駅前泊でフォーラムに参加します。

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