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旧『中心市街地活性化基本計画』の総括

 旧基本計画の取り組みはなぜ活性化を実現できなかったか?

 新しい計画は、「挫折の原因」をハッキリつかみ、それを踏まえて作ることが必要です。
当たり前だ、といわれそうで書くのをためらってしまいますが、
書かなければならない理由があるのです。

 既に認定基本計画は10本以上がWeb上に公開されており、その気になれば自由に閲読・検討することができます。

当社はうち2都市分をケーススタディとしてサイト上で公開検討しましたが、他にも何カ所か集中して勉強しています。
ケーススタディ青森市中心市街地活性化基本計画
『ケーススタディ岐阜市中心市街地活性化基本計画』

 これらの計画に共通しているのは、上記の「挫折した原因の探求」、「取り組みの総括」がほとんど行われていないのではないか、ということです。
都市によっては作成の経過も発表されていますが、とても意義のある「総括」に取り組む時間は無かったと思います。

 「総括」をあいまいにしてしてしまう環境もありました。
目下、その原因を「二つの免罪符」として検討しています。

免罪符の一つは、「商業はまちの花」理論。“商業を活性化したかったら、住む人・来る人・歩く人を増やしなさい”という提言です。
何だ、空洞化は人が減ったせいか、商店街が悪いんじゃないのかということで、商業活性化の取り組みについての「反省」は一切行われないまま、新しい舞台に飛び移ることができました。

第二の免罪符は、総務省の勧告
 エっと思われる人もいるでしょうが、勧告に「数値目標」が提示されているところから、挫折は“数値目標を決めてなかったから”という逃げ口上ができました。
 これも「総括」をうやむやにするにあたって力がありました。

 特に強調したいのは、この間の取り組みの結果、商店街においては何が・どうなったか?ということが一切語られないまま、次のステージへの移動が行われている、ということです。
既に先行都市の基本計画がそのレベルで動いており、これを「基準」とみなす後続都市も同じレベルの計画を作ってしまう可能性がきわめて高くなっています。

 詳しくは上記記事を読んでいただくとして、計画づくりの実務を担当される方は、是非、御市の計画つくりを「総括」に力をいれる取り組みにしてください。
総括がキチンとできれば、新しい計画つくりの指針がハッキリすると思います。

 総括の着眼は、既存計画の取り組みを通じて商店街はどう変わったか?、そこに立地する個店はどうか? ということです。
商業の活性化とは、つまりは、各個店の活性化です。それを実現できない取り組みではと消費者・市民生活への貢献はできません。

 中心市街地活性化、これまでの取り組みの集大成的データです。先にも紹介しました。
新しい取り組みではこの趨勢を押しとどめ、反転させることができるか?
なぜできると言えるか?
しっかり総括してからでないとものは言えません。


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  • Author:進化する売場研究会
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    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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