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「動的商店街診断」の役割

 商店街活性化に関わる計画作成のフレームとしては、中活法のフレームが用意されており、ご承知のとおり、当社はこのフレームを高く評価しています。
しかし、これまでにこのフレームを用いて作られた計画には共通する大きな問題があります。

 いずれの計画にも5年という計画期間が定められていますが、問題は、この期間の行動を通じて当該中心市街地ないし商店街がどのような商業集積を目指して、どのように行動していくのか、という根本的なことが的確に定められていない、ということです。皆さんの計画では如何でしょうか。

 現在、我が国の多くの都市において、その大小・特性を問わず「商業集積間競争」が厳しく展開されていることはいうまでもありません。
このような時代に、中心市街地・商店街が活性化を目指す ―あらためて商業集積としての位置を回復する― には現在~将来の広域商圏において担うべき「商業集積としての役割」を定義し、都市・関係各方面の力量をもって実現を目指す「あるべき姿」を定め、計画的・段階的に最短時間で達成していかなければならない。
これが基本計画に与えられている役割です。


 実際の計画では、実現を目指す「目標」が明確に定められないまま、優先順位も軽重も評価されていない事業が列挙されている、という傾向が見受けられます。これが多くの基本計画が「見直し」が必要になっている根本原因です。

 見直しにあたって、真っ先に検討すべきは“目標は適切に定められているか”ということであり、次いで“手持ちの能力をもって目標を実現していくシナリオは適切に作られているか”ということです。

 ①目標は何か ②目標を実現する状況はどうなっているか ③作業に使える資源はどうなっているか ということが明らかになってはじめて“商店街活性化への道”を描くことが出来ます。
この「道」が定まってはじめて道を歩くために必要なこと=各種の取り組むべき事業が明らかになります。

 様々の事業を計画する前にやっておかなければならない作業が、問題状況を共有し、活性化の実現に動員できる経営資源や条件を洗い出すという作業です。
これまでの計画は、このような作業を踏まえて作られているのかどうか、忌憚なく厳しく振り返ってみることが必要でしょう。

 見直しにあたっては,このような作業が不可欠ですが、皆さん既によくご理解のとおり、計画作成のための限られた時間でこのような作業に取り組むことは容易ではありません。
また、一方であるべき集積への転換という中心課題を担う商業者の「能力の活性化」も大きな課題です。

 このように、計画作成あるいは見直しに先だって取り組まなければならない作業に一体的・計画的に取り組む、これが当社が提案する「動的商店街診断」の役割です。


診断業務の概要:

1.問題状況の共有に向けた作業
(1)フレームワークの確認:中活法及び基本的な方針
(2)商店街の現状把握:マスクドショッピング アンケート  臨店調査 ヒアリング 視察など
(3)競争環境:競合集積の評価 視察 アンケート

2.問題を発明する
(1)商店街が目指す集積としてのありかたの決定
(2)実現に向けた主要な課題の発見と定義

3.課題別の取り組み
(1)メイン領域の課題
(2)周辺領域(ソフト&ハード)の課題

4.シナリオの作成  
 &各種事業へのブレイクダウン

5.行動計画作成への体制の構築

※以上の課題への取り組みと並行して、商業者有志による活性化実証事業(キラリ輝く繁盛店づくり)を実施し、実働グループの中核要員を確保する。
 

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