商店街活性化の真実(?)

 このところあらためて、昭和50年代、大店法の時代から今日までの商店街活性化の取り組みを振り返っていますが、昨深夜、帰宅途中のJR車中で、重大な事実?に思い至りました。ほんの思いつきですがご披露します。
果たしてこれが真実か否かはこれから検討しますが、検討に先立って「思いついた」ことをさっそくご披露します。
ご披露する理由は、この思いつきがもし事実だと認めると、これまでの商店街活性化のあり方は大きな「態度変更」をし迫られることになるからです。
もし、事実だとすれば態度変更が必要であり、もし的を外しているとすれば笑い飛ばせばよろしい。
いずれにせよ、皆さんにも是非さっそく検討していただきたいと考えご披露するものです。

 思いあたった〈仮説〉。

 第一に、商店街活性化に成功する方法と方向は、商店街の内部からは出てこないのではないか。
第二に、成功する方法と方向は明らかになったとしても、その実践は商店街だけの努力では不可能ではないか。

 もし、この二つの思いつきが事実を言い当てているようなことがあれば、大変重大なことになります。
もちろん、これまで商店街活性化の取り組みにおいてこのようことが指摘されたことはありませんでした。
これまでの取組は次のような暗黙の前提に立っています。

第一に、商店街(組織)は、自らを活性化する適切な方法と方向を探しだし、決定することができる。

第二に、商店街は自ら決定した活性化の方法と方向を実践していくことができる。

 如何ですか。
自覚されていたか否かを問わず、活性化の取り組みはこの二つを前提に行われて来たのではないか。
取り組みに対する指導・支援も、もっぱらこの二つの前提をもとに行われて来たのではないか。

 takeoの思いつきは、この二つの前提は成り立たないのではないかということです。
そう思うようになったのは、
第一に、各地の取り組みがいつまで立っても「周辺事業」中心に行われており、しかも、そのことに対する“見直し”が ―部分的には行われているが― 拡がらないこと。また、支援制度もこのような取り組みを助長するかのような使われ方をしていること。

第二に、たとえ商店街に見直しの機運が拡がっても、これまでの取組を反省したからと言って「適切な方法と方向」が出てくるものではありません。特に、これまで十年一日、漫然と周辺事業を推進して怪しまなかった皆さんがにわかに“活性化を実現する方法と方向”を探り当て、体制を再構築してその道を歩み続ける、というのは不可能だと思います。

 以上が“思いつき”の根拠ですが、皆さんはどう思われますか?

 つまり、商店街活性化を実現するためには、その取り組みの「方法と方向」についての適切な提案とその実践段階についての支援指導が外部からの行われることが不可欠なのではないか、と言うことです。

 もし以上の思いつきが万一、「商店街活性化の真実」を言い当てていたりすると、話はとんでも無いことになります。
第一に、これまでの取組は「砂上の楼閣」あるいは「賽の河原のケルン積み」だった。
第二に、早急に適切な方向を発見し、舵を切らなければならない。
ということになります。

 冒頭述べたように、これはほんの思いつきですが、関係の皆さんにとって、ひょっとしたらあり得るかも知れない〈仮説〉として一度は点検してみるべき意義があるのではないかと思いますが、果たして皆さんのご感想は如何でしょうか?

 takeo的には、少なくともこれまでの商店街の取り組みを見る限り、この仮説を覆すのは難しいのではないかと思います。しかし、だからといってただちに“そうだ、その通り”と賛同するのも難しいと思います。
誰でも自分の過去の努力を否定するのは難しいことです。
しかし一方、この仮説を認めれば、商店街活性化の新しい可能性に出会う機会を作っていけることも事実です。

 もちろん、新しい可能性は“こちらを選択すれば黙っていても活性化出来る”というものでは無いと思います。
もし、新しい道を選択するとすれば、その実践は、これまで同様、商店街の皆さんが自分たちの責任において決意し、実行していくことになるはずです。
新しく選択される「方法と方向」は、これまでとは異なり“取り組めば取り組むほど繁盛実現への実感を伴う”道であることが必要であり、このことを基準に探索することが必要だと思われます。
最終的にどういう道を選択しても、それを歩き通すためにはこれまでとは比べものにならない努力が必要であることはいうまでもありません。百貨店やショッピングセンターなど、資本や組織規模に勝る小売業も大きな困難に直面している状況だということを考え合わせればいうまでも無いことです。

 結論めいたことまで書いてしまいましたが、皆さんにお願いしたいことは、
1.商店街内部から本当に商店街活性化を導く〈方法と方向〉が出てくるだろうか?
2.適切な〈方法と方向〉が見いだせたとして、商店街にそれを自分たちだけで実践していく基礎体力が備わっているだろうか?
 と言うことを振り返ってみてください、ということです。

 商店街の実状を虚心に見つめれば、当然やらなければならない仕事だと思いますが、もちろん、そうは思わない人もあって当然です。

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