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内閣総理大臣認定 中心市街地活性化基本計画の命運

 改正中活法による中心市街地活性化基本計画の認定制度は、平成19年2月、第1号となった青森・富山両市の基本計画の認定をもってスタート、早くも今年は5年目を迎えました。
基本計画の期限を5年としているところは、最終コーナーを回り切り、待ったなしのラストスパート、と言いたいところですが、現状は果たしてどうでしょうか。

新法のスキームによる中心市街地活性化基本計画、青森・富山両市を皮切りに続々と認定されています。

 takeoの危惧は,果たしてこれらの都市・中心市街地のなかで計画を着実に推進した結果、所期の成果を挙げ、前途洋々たる情景を当該街区に実現しているところが果たしていくつあるだろうか,と言うことです。
WEB上の情報などを見る限り、ほとんどの都市が計画推進の状況に関係なく、活性化の実現はおろか、空洞化の進展に全く歯止めがかかっていないようです。多くの時間と費用を投じた結果とはとても思われません。

 あらためて、WEB上に公開されている計画を見ますと、その多くには共通する欠陥があります。法第九条2項に定められている基本計画必掲事項のうち、一 中心市街地活性化に関する基本的な方針 三 中心市街地の活性化の目標 七 ・・・商業の活性化のための事業および措置 の各号については、本気で中心市街地活性化を実現しようという意欲も識見も伝わってこない、“作文”の域を出ていません。特に、七号については、我が国小売産業の現状についての理解を全く欠いており、すなわち、商業に関する知見をほとんど持っていない人たちが,よってたかってでっち上げた、と評価されるできばえです。
早い話。見識以前にそもそも商業関係の専門用語がほとんど登場しない、たまに見かけられる時も、定義なし、商店街の茶飲み話で使われているのと同じレベルのレトリックです。

 そもそも『中心市街地活性化に関する基本的な方針』のうち、第7章「・・・中心市街地における商業の活性化のための事業および措置に関する基本的な事項」がきちんと検討された形跡がありません。ここがきちんと理解され共有されていないと、基本計画の方針・目的はぐだぐだになってしまいます。

 我が国~当該都市の小売産業の実情を理解しないまま、競争関係の中で陳腐化~劣化~空洞化というプロセスをたどっている商店街の活性化を考えよう、というのはあまりにも傲岸というか何というか、虫のいい話ですね。

 計画期間の満了が刻々と近づいている各地の基本計画、“商業・商店街の活性化に取り組む計画だったのに、商業に関する知見がほとんど無いまんまで計画を作ってしまい、さらに今日までそのことに全く気づいていない、と言うところにその原因があるのですが、あらためて御市の基本計画、じっくり読んでみてください。
当サイトご愛顧のあなたなら、takeoの指摘がけして誇張では無いことが了解されるはずです。

 如何になすべきか。
過ちをただすにはばかることなかれ、という言葉があります。計画期間は終わろうとしていても商店街・中心市街地の空洞化は終わりません。一日も早く、適切な商業理論に裏打ちされた“活性化への道”を採用し、その視点から現行の計画およびこれまでの取り組みを総括、新しい軌道を敷設することが喫緊の課題ですね。

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