“中心市街地活性化の主役は商業者” だが・・・

 中活法のスキームによる中心市街地活性化、メインの課題は商業街区の整備・経済活力の向上ですから,商業者が主役を張ることになります。
当社が常々力説しているとおりです。

 話には続きがありまして、商業者が「主役」だということは、中心市街地活性化を演劇や映画などに見立てているわけですが、そうしますと、プロデューサーや監督に当たる役回りを勤める存在も必要です。
主役・俳優だけ、裏方なしでは芝居は成り立ちません。

 プロデューサーに当たるのが行政であり、ディレクターはまちづくり会社というのが当社の見立てですが、如何でしょうか。

 さらにこの見立てを続けますと、取り組みの発起はプロデューサー=行政です。
プロデューサーはなぜ“中心市街地活性化」という興業を思い立つのか?
“見立て”に従えば、いうまでもなく、商売として相応の収益が見込まれるからです。
収益を期待して興業を打つ、これがプロデューサーですが、この場合、行政は何を期待して中心市街地・商業街区の活性化という興業を打つのか?
見返りに期待されているのは何か?

 プロデューサーにはスポンサーが付いたりしますが、スポンサーは誰か、彼らは何を期待して中心市街地・商店街活性化に投資するのでしょうか。

 そもそも、活性化という芝居で主役を張る商業者は何を期待してこの興業に参加するのか?

 というように考えてきますと、関係者のほとんどが中心市街地・商店街活性化という一大興業における自分たちの役割を自覚しているとは思われません。
自覚していない役割を果たす準備が出来ているとは考えにくく、この興業は関係者一同“準備不足”のまま幕が開くことになります。というか、現に幕は上がっているわけです。

 もちろん、観客に当たる消費購買客はこれまでのショッピング体験から大変目が肥えておりまして、中東半端な芝居は厳しく評価、通ってくれることはありません。何しろ商圏内にはあちこちと芝居小屋がありますからね。

 中心市街地・商店街活性化という課題、興業に見立ててみると、いろいろと面白いヒントが浮かんできます。

 とりあえず,一つ指摘しておきますと、プロデューサーが準備する資金は、舞台を成功させるためのもの、けして主役に対する“おひねり”でも“補助金”でもありません。
資金は舞台を成功させるために効果的に使われるべき、間違っても役者の申し出にしたがって“渡しきり”ということにはならないはず、プロデューサーが期待する成果がきちんと得られる使い方が必要で、プロデューサーとしての力量が問われるところです。
だがしかし、中心市街地活性化基本計画を作成し、その実現に向けて組織を作り、経営資源を調達。活用すべき行政に中心市街地活性化プロデューサーの自覚はありません。
困ったことですが、ものは考えようでありまして、プロデュースしなければならない、と役割が分かればやるべきことも見えてくるはず、さらにまちづくり会社=ディレクターの任務・所要のスキルも明確になるはず、今年は“中心市街地活性化=興業”論を提唱したいと思います。 

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