独立・自営・中小・小売商業者の発奮が日本を救う

 このところ。
 商店街活性化と日本経済の立て直しをからめて考えることが多く、最初は“このままショッピングセンターにやられてしまうのは面白くないよね”というところから始まって、“ショッピングセンターなんかメじゃないよね”というところに到達、いまや“日本の元気は商店街の元気から”という地平にたどり着いてしまったわけですが、この間、それなりにまあ、勉強しています。

 本も結構読みまして、鼓舞されることも多々ありました。
特に、主流派経済学に対する疑問については、同様の指摘がいろいろな人からより学問的に行われており、勇気づけられたものです。

 ところが。
経済をなんとかしなくてはいけない、という見立てについてはなるほどと思うのですが、処方、つまり“じゃ、どうすりゃいいわけ?”という段になりますとほとんど提案されておりません。
もちろん、特効薬が無いことは分かっているのですが、それでもそれぞれの持ち場において、“こういう視点・態度で仕事をしよう”という方向を示さないと、“よりよい明日”に向かっての動きはスタートできません。

 問題を一言でいえば、「経済革新」です。
構造改革とか規制緩和とかいうのは簡単ですが、その結果として国民に本当に安心安全、充実した生活の基盤が生み出されるのか?
そのためにはどういう方策が必要か、いま現在からあるべき経済を実現していくシナリオが提出され、“なるほど、いっちょやってみるか”と受け入れられて実際の動きがスタートします。
残念ながら、実際に日々の仕事に難儀している人達が“吟味してみようか”と食指をのばせるような提案は、管見の限り”見あたりません。

 はっきりしているのは、主流派経済学の“供給と需要は均衡する”という基本中の基本がうそっぱちだと指摘する人が増えてきた、ということです。
これまでの「経済(学)の鉄板常識」を当てにしていたら、自縄自縛、できることも出来なくなってしまいます。

 経済学の基本がデタラメだと言うことは商売人なら誰もが知っていること、“仕入れたものは必ず売れる”なら苦労はありませんよね。そんなことを信じている商業者は一人もいませんが、何と、経済学はこういう奇抜な基礎の上にその「体系」をでっち上げているのです。

 既存の理論がダメだと分かったからと言って、新しい有効な理論が生まれるわけではありません。
経済革新という問題は見えているものの、どこに向かって行けばよいのか、とりわけ、大規模かつ複雑な経済の中でだれがどう動けば良いのか、ということになると手も足も出ないのではないか。 

 その点、“繁盛しないと後がない”という現場からは、理屈よりも実践ということで、商業・商店街に限らず様々な取組がはじ待っています。ご承知のとおり。
しかし、多くの実践は未だ自分たちの取組を“日本経済活性化への道”に位置づけるには至っていないのではないでしょうか。

 キラリ輝く繁盛店づくりとして取り組まれている「商店街活性化への道」は、これまでのところ、低迷する日本経済を新しい成長路線へと軌道修正するという課題への唯一の処方箋だと思います。

 キラリ輝く繁盛店、その商店街活性化実現に向けた役割についてはいうまでもありません。今日はその延長上で波及的に起こることを書いてみましょう。
○商店街が「国産消費財のPOP」として活性化すると、
※その1 お店に対するお客の支持・信頼が安定して
 ①お店の「信用」が創造される
 ②雇用、店舗改築、他店舗展開などの投資が可能になる
 ③地域に新しいお金が回る、消費が活性化する
 
 という結果が生じます。
 もちろん、店主さんの生活の安定はイの一番に達成される
 活性化に成功する商店街がこれまた「点から線、線から面」と
 波及増大してくると 

※その2 国産消費財の流通チャネルが活性化して
 ①メーカー、問屋が繁盛する
 ②それぞれの「信用」が創造される
 ③雇用、店舗改築、他店舗展開などの投資が可能になる
 ④地域に新しいお金が回る
 ⑤消費が活性化する
 といった結果が生じます。
 こうして国内消費財産業が活性化すると、

※その3 波及効果として
 ①消費財産業を支える基盤産業が活性化する
 ②新たな「信用」が創造される
 ③新たな投資が可能になる
 ・・・・・・・
 かくして、日本経済社会の将来は安心安全・質的成長という
 新しい路線を歩むことになります。

 如何ですか、たかが商店街活性化、されど商店街活性化、ですね。

 多くの人が経済の転換を提唱しています。
当コーナーでもこれまで何人も紹介しています。
 しかし、転換の必要と漠とした方向についての提案はあるものの、具体的に「だれがどう取り組むのか」というところまで踏み込んだ人は見あたりません。
ちょうど「商店街活性化」という課題に取り組んでいる我々が、“自店の繁盛、商店街の活性化”を本当に実現するには“これしかない”と構想・選択した道が、日本経済活性化への道だったというわけです。

 これはもちろん、消費財産業がわが国経済において占めている位置、中小小売・サービス業の事業所、従業者数などを考えてみれば
ある程度納得されるところだと思います。

 日本経済活性化への道、その新しい軌道を切り開いていくのは、商店街立地の独立自営小売業・サービス業者の皆さんの自助努力です。

 「キラリ輝く繁盛店づくり」に取組んで、着々と成果を挙げている皆さんには、日本経済活性化への道を宣伝普及する、という任務があります。同志がどんどん増えることが回り回って、地域~商店街~自店の将来にわたっての繁盛を保証します。
機会あるごとに運動の趣旨の宣伝に努め、要望があれば快く取組の一部始終を教授する、間違っても“うちのノウハウだから”といったみみっちい態度をとらない、というのは「道」の全体像を考えれば当然のことです。

 ということで、日本経済・社会の末代までの安定発展は、この時期において、全国・商店街に立地する独立自営商業者の決起に掛かっています。掛かっているのだということを肝に銘じて、日本の元気は商店街の元気・自店の元気から”と自信をもって取り組める「活性化への道」を邁進しましょう。


付記:
 難しいことではありません。
日々の経営及び関連業務において、“長くて大きく、滑りのいい算盤”をきちんと弾けばよろしい。
まずはそういう「算盤」を入手することから。

 百聞は一見に如かず、疑う人は「キラリ繁盛店運動」に取り組んでおられる商店街・個店を訪問、じっくり調査していただきたい。
行き先が分からなければ当社が紹介します。

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