プランニングのミスキャスト

商店街・中心市街地活性化関係の業務で招聘される“専門家”と言えば、都市計画系のプランナーさんたちです。都市計画といえば、活性化関係の上位概念に当たりそうで、同系の専門家が招聘されるのも当然のようにも見えます。

 我が国で都市計画と言えば、市街地の整備改善+アルファ、ハード事業(=道路・公園等の整備から区画整理・再開発ビルの建築まで)の計画であることは業界では周知のこと、受注するプランニングは特定の土地・区画の利用についてであり、目的・目標等は所与であることが多い。

 この人たちが、目的・目標~基本方針~戦略~~計画の全般にわたって総合的・体系的な立案を必要とする商店街・中心市街地活性化のプランニングが出来るはずがない。
第一、彼らは商業理論を装備しておらす、装備する必要を理解しておらず、従来手慣れた市街地の整備改善+アルファでOKだと高をくくっっており、第二に、そもそも彼らが専門業務とする市街地の整備改善+アルファの計画とは、方針、戦略といったプランニングの基本要素が含まれない、実施計画レベルのものですから、“プランニング一般”の基礎体力は要求されません。彼らのスキルに「計画一般論」はありません。

 以上について、まさか、そんなことが、と思った人は、身近のプランナーさんに次のことを質問してみるとよろしい。

計画に於いて、
目的とは何か
目標とは何か
方針とは何か
戦略とは何か
計画とは何か

最後に、計画を立案するに当たって上記以外に必要な前提を二つ以上あげて、それぞれを説明せよ。

装備している“商業理論”で当都市および周辺に分布する商業集積が分担する商業機能を説明し、当該商店街・中心市街地が担当可能な分野を定義せよ。

こういう質問に右から左に回答できない“専門家”には商店街・中心市街地活性化に関わる計画のプランニングは任せられません。

 これから計画立案に取り組む、既存計画を見直す、といった課題を持っている方は、以上についてしっかり考えて見られることをお奨めします。

 都市計画・市街地再開発関係=ハード事業のプランナーは商業活性化関係のプランニングに起用するのはミスキャストである、と当社は主張します。
これまでの計画が活性化を実現できなかった原因は、計画が至らなかったから。専門家として招聘され支援したプランナーの責任は重大です。
このこと、誰も指摘する人はありませんが、きちんと指摘されるべき。
文句のある人は【都市経営】掲示板でどうぞ。

コメントの投稿

非公開コメント

有限会社クオールエイド
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
ご案内
こちらは、コンサルタント・ファーム、有限会社クオールエイドのホームページの別館です。 商店街・中心市街地活性化関係の業務を中心に展開しています。 ご利用法について。 当ブログには、当該部門について、他では入手困難な情報をたくさん提供しています。 「ブログ内検索」で抽出、ご利用ください。 各種掲示板、ホームページ過去記事などは左欄の目次からアクセスできます。 引き続きよろしくお願いいたします。
プロフィール

有限会社 クオールエイド

  • Author:有限会社 クオールエイド
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
ブログ内検索
アクセスカウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
月別アーカイブ