法定中心市街地とはどこのことか?

 基本計画を見ますと分かっていない人が多い。

 結論から申しあげれば、法に定義する中心市街地とは、
①当該都市中心部のうち
②商業が集積している
即ち、
③商業街区
のことですからね。
 このことがちゃんと分かっていないと、やれ、コンパクトシティだとか、やれ、“歩いて暮らせるまちづくり”などとといったトンチンカンを招いてしまいます。その結果は虻蜂取らず、まちづくりは中途半端、商業・商店街は空洞化のいっそうの進展、という多くの都市で起きているとおり。

 あらためて「中心市街地の三要件」を見てみましょう。

1.集積要件
 相当数の小売商業者が集積し、及び都市機能が相当集積しており、その存在している市町村の中心としての役割を果たしている市街地であること。
注・小売商業が都市機能一般から分離独立して示されている

2.趨勢要因
 土地利用及び商業活動の情況党から見て、機能的な都市活動の確保または経済活力の維持に支障を生じ、または生じるおそれが有ること。
注・問題視されているのは土地利用と商業。その他の都市機能については言及されていない。

3.波及効果要件
 当該市街地における都市機能の増進及び経済活力の向上を総合的かつ一体的に推進することが、当該市街地の存在する市町村及びその周辺の地域の発展にとって有効かつ適切であること。
注・マンションを建てて周辺地区から移住させることはどうですか?

 加えて、基本計画のスパンは5年、5年でケリがつけられる、という類の話ですからね。

 コンパクトシティなどがこのスキームで構想できるはずがないのです。
さらにいえば、観光振興とか教育その他行政施設などの配置とかは、上位計画に基づいてそれぞれ市域・広域で構想~計画しなければならないことを、“中心市街地を活性化するために、住む人来る人を増やす”ということの手段としてとってつけたように、あれこれの都市機能を持ってくるというのは、虻蜂取らずに終わる可能性大。

 スキームを一読すればこんなことは義務教育を受け、それなりに社会経験を積んでいる人が“自分のアタマ”を使って考えれば、そんなに苦労しなくても分かることだと思うのですが。

 それなのに。
とんでもない方向に行ってしまったのは、どこに原因が有ったのか、剔抉しておかないとまた繰り返すことになりかねません。
一利あると思われたら、とりあえず、「サイト内検索」を活用してみてください。

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