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商 店 街 の 状 況

 最近の状況はといえば、書きたいことは山ほどありますが、書いたからといって何がどうなるわけでもないし、そういう状況も含んで「基本計画」に基づくTMO体制の構築を強くお奨めしているわけですが。

 基本計画つくりの進展とは全く無関係に動いているのが「法」制定以後の商店街、制定以前とほとんど変わっておりません。
ということはすなわち、状況はさらに悪くなっているということで、今や組織の根幹に関わる問題が噴出しているところが少なくありません。

○アーケードの老朽化 撤去か改築か 費用の確保も難しい。
○駐車場 利用激減収益低下 償還問題、歳入檄減
○ポイントカード 収益激減 有力会員の脱退 魅力劣化
○イベント 陳腐化 販促効果絶無 惰性的取り組み

などなど、商店街の主要な事業はことごとく存廃の岐路に直面しています。
もはや、彌縫的な取り組みでは合意形成さえ難しい状況であり、「基本計画」にもとづく一体的・全面的な取り組みに位置づけない限り、どうにも身動きがとれないわけですが、そういう問題意識を持った取り組みが目指されているかと言えば、残念ながらそういう傾向はほとんど見あたりません。
新計画づくりで先進といわれる都市の計画でもこのあたりに踏み込んだいる例は無い。

ということで、一方では「基本計画」への採用を目指し、作成段階での活動が必要であり、同時に一方では切迫した課題として早急に対策を講じなければならない。場合によってはその結果を基本計画に反映させる、ということも必要ですから、ことは緊急を要します。

 【商店街・起死回生】でいくつかテーマをアップしました。
課題に直面している皆さん、ふるって(? ご参加ください。

おっと一部で「救世主」ともみなされている「一店逸品」についての本格的な論考

□続いて @商店街の味方的商店街ウオッチングを

 近県の商店街からポイントカード統合の相談を受けておりまして、打ち合わせに行って来ました。
アーケードの掛かった商店街ですが、改築か撤廃か方針決定の時が迫っています。これはけしてこの商店街だけの課題ではなく、国内には同じような課題を背負っている商店街がたくさんあることでしょう。
「法」のもと、基本計画を作成して取り組んだ結果が、こう言うことですから、問題は数値目標とか居住人口とかあるいは病院・図書館etc.,といったレベルにあるのではない、ということがハッキリしています。

 多くの商店街がこれまで、過去の蓄積、投資の成果を食いつぶしながら、今日を迎えているわけで、ここで文字通り、「起死回生」の方向と方法を見いだし、脇目を振らず、まっしぐらに突き進む以外に、生き残り・繁昌を再現することはありません。もちろん、このことに気づき、所要の手だてを講じる商店街にはこの十余年間、絶えてみることの出来なかった「繁昌実現」の可能性を確実に手にすることが出来ます。

 しかし、状況はとてつもなく厳しい。きびしさはけしてシャッターの外側だけにあるわけではありません。今現在、商店街が取り組まなければならない課題と、皆さんが取り組もうとしている課題との間にとてつもないギャップが拡がっています。さらに悪いことにそのことに執行部が全く気づいていない。気づいている有志がいても発言できない。発言しても通らない。長年共同事業に取り組んできた結果がこれ。

 何しろアナタ、“活性化できないのは、人通り、人口、病院が減ったから”=商店街の責任ではない、と基本計画が太鼓判を押してくれているわけですが・・・。
 
 商店街が取り組む共同事業の成果は、もちろん、個店のシャッターの内側に「業績の向上」として実現されなければならない。それ以外に事業の成果はかんがえられません。
こうして書くのが恥ずかしくなるほど当たり前のことですね。

 この当たり前のことが当たり前として通用していないのが多くの商店街の実状です。商店街への集客は組合でやる、来街者を入店客にするのは個店の仕事だ、とはどこの街でも執行部の常套言説でしたが、どっこい、実際はそうはいきません。過去の蓄積(得意客)頼りに何とか過ごしているうちに徐々に客足が遠くなり、もちろん、組合の集客事業による来街者も入店客にはなってくれません。

 「組合は来街者を集めるのが仕事、後は個店の頑張り次第」という路線は既に商店街段階では破綻しています。
この「線」で取り組み、破綻が明白な取り組み(今にして思えば組合事業は、「個店保護事業」でした)を今度はTMOが「面」でやってみる? どうして? 
「線」の失敗をどう総括してるんですか?
組合が失敗した「個店保護」を今度は「商店街保護」にスケールを拡大しただけじゃありません?
ということになるわけですが、それはさておき。

 商店街組織の現状は、組織の事業の目的及びそれを達成する方向と方法をこれまでずうっと発見できていない、というところに起因しています。
耳にタコでしょうが再確認しておきましょう。

①すべての商業振興策は、中小小売業者(商店街)の競争力強化を
 目的に取り組まれる
②中小小売業者の競争力の根幹は「業種揃え・店揃え=品揃え」
 (「基本的な方針」said)
③「店揃え」の実現には個店の「売り場の改革=店づくり」の転換
 が不可欠だ
④どのような施策であれ、「店づくり」が出来ていないと効果が
 得られない
⑤故に、各種事業を実施するにあたっては平行して必ず「店づくり
 の転換」への努力が必要である

 アーケードの改築・撤去、どっちでも良いんですが、問題はその事業と並行して、個店の「店づくりの転換」に取り組むのかどうか、ということ。
取り組まないと「仕舞た屋通り」へ一直線ですからね。

 カード事業にはさらに深い問題がある。
組合が取り組んできた各種「個店保護事業」の源泉はこれですからね。脱退(廃業者だけとは限らない)相次ぎ、売り上げ激減すれば、頼みの綱・販促事業・大売り出しが出来なくなります。大ピンチです。
 周知のとおり、システムおいうのがに根ざす事情から廃止するのは困難であり、だからといって継続してもじり貧は避けられない、というのがほとんどのポイント事業の実状ですね。
そういうなかで商商店街ごとに運営していたシステムを統一しようかという話が浮上する。良くあることですが、それでなにがどうなるちゅうねん。
すでに一本化したところ、当初から一システムで来たところ、状況は変わりませんよ。
 一般論的にも、ダメなシステムを二つくっつければ活性化する、ということはありませんでしょ?

 takeoの提案は、“ポイントの件はひとまず措いて、商店街立地の将来性、これから取り組むべき活性化事業の方向と方法について学び、共通の土俵をしつらえた後にポイントカードの役割を検討し、方向を定める。その間「個店の転換」に取り組む。というもの。
システムの存廃に関わらず、転換には待った無しで取り組まなければならないのが個店の現状です。

 以上について約2時間のレクチュア、いつもながらのワンパターンですけど。

 執行部の反応は“そこまでは考えていなかった”、“予算がないので勉強会は出来ない”などと訳の分からない話も出たりしたうえでお開き。
双方、お疲れさまで帰路に就きました。
 “予算が無いなら借り入れ起こしたら”というカルチャーショック的セリフも用意はしているんですが、今日はそこまではちょっと。
“そこまでは考えてなかった”って、アンタ、この十年何やってきたつもりなんだよっ。

 ということで、個店シャッターの内側の改革を伴わない活性化事業で空洞化の進展をとどめ、反転、業績向上を実現することは出来ません。
 当社はこれから、【商店街起死回生】掲示板において、新しいスキームの下で取り組む活性化事業のコアとして「ファサード整備事業」を提唱するつもりですが、これは並行して「個店の転換」に組織的・計画的に取り組むことを前提としています。
もちろん、コアとなる事業はファサード事業に限りません。
アーケードでもポイントカードでもOKです。
事業と並行して、あるいは先行して「個店の転換」に取り組むこと。

 当社としてはこれが各種補助事業を活性化の実現に活かせる唯一の方法だと確信しています。
方法を確認した上で取り組む「ファサード整備事業

ポイントカード事業

“そこまで考えているんだけど”という有志の参加を期待しています。


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