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商店街活性化の成功法 (2)

『中心市街地活性化・優れたプランナーの見分け方』

 これからたぶん、中心市街地活性化基本計画の見直しが五月雨的に始まります。
先駆的に着手されている都市もあり、当社も支援の一端を担っていたりします。
都市・担当者さんの問題意識がしっかりしている順に作業が始まるのではないかと考えられます。

 見直し作業の成果を左右するきわめて重要な課題がありまして、すなわち、優れたプランナーを確保する、ということ。

 コンサルタント、アドバイザー、学識経験者その他、肩書きはもちろん何でもかまいませんが、任務ははっきりしておりまして、“見直し作業の一部始終を指導する"という一大事を付託します。
この任務に当たる人をプランナーと呼ぶことにします。

 優れたプランナーってどこにいるのか?
 どうすれば確保できるか? 

 従来は、公募を行い、シンクタンクやコンサルタントファーム、大学などが応募、委託先を選考してしかるべきスキルを持つ適任者を派遣してもらう、というパターンが多かったと思います。
他に専門的スキルを有する人材がプールされているところは無いでしょうから、総じて今後も同じようなルートで確保することになると思われます。問題があります。

 端的にいって、これから始まる見直し作業に専門家として招聘されるであろう人たち、組織あるいは個人は、既存の基本計画、すなわち今まさに見直し業務に着手しようとしている計画の作成に携わった人たちではなかったか、ということですね。

 自分たちが相当の比重をもって関わった仕事の見直しが課題になっている現在、彼らはこの課題に立ち向かう準備ができているだろうか?
これまでの仕事、つまり見直しを要する計画作成プロセスに参画、相当の役割を果たしたことについては、これから見直し作業を担当できるパースペクティブをもってきちんと総括されているだろうか?
ということですね。

 皆さんご承知のとおり、これまで商店街・中心市街地活性化という事業分野に関わってきた組織・機関で、そのスキル、作業の方針、取り組みの方法と方向などについてWeb上で公開しているものはほとんどありません。
まして、従来の作業についての総括などは望むべくもありません。

 つまり、今現在、プランニング受託経験者&候補者は、どいう方針、方法と方向で新しい事業機会(計画見直し)に参加しようとしているのか、計画主体には情報を集めて事前に検討する機会は与えられていません。
前述のとおり、総括作業は公開されていないのです。

 これから着手する作業の中枢を付託することになる候補者のスキルはブラックボックスになっているわけですね。
(このことについてはいいたいことが山ほどありますがとりあえず“出来れば公開してください”とだけお願いしておきましょう。

 活性化を成功させるには計画を見直さなければならない。
 計画を見直すには優れたプランナーが不可欠である。
 如何に優れたプランナーを発見し確保するか?

 上記のとおり、候補者のスキルなどが“ブラックボックス”化している状況において、優れたプランナーを確保する、という課題を解決するのは大変です。
大変ですが、やり遂げなければならない。ここでしくじると大変、見直しの見直しをする機会は無いと腹をくくらなければならない。
この情況においてどうすれば所望の条件を備えたプランナーを選択することが出来るか? 難問です。

 しかし、ご安心あれ。簡単に識別する方法があります。

 候補者に対して次の質問を行い、得られた回答を評価すること。

質 問:
 "『中活法』のスキームにおいて、中心市街地とはどこのことか? 中心市街地とそれと隣接する非・中心市街地とを分別する基準は何か? ”

 簡単な質問ですね。
ところがどっこい、回答次第では回答者のスキルの実体が完膚無きまでに晒されてしまう、恐ろしい質問なのです。

 いうまでもなく、質疑の土俵は見直し作業の土俵である『中活法』のスキームです。(計画見直しのアプローチには中活法というスキームを見直すという選択もありますが、大変危険です。国の見直しを待つべきかと。)

 この質問に的確な回答を出せなければ、直面している見直し作業のリーダーとしてのスキルは不十分だと判断しなければならない。都市に回答できる人がいれば、もちろん別ですが、いない場合は次の候補者に同じ質問をして、回答を評価し、・・・。という作業が続くことになる。
妥協したら一巻の終わりです。
(※このあたり、当社11月に予定している「東京セミナー」で開陳します。セミナーは行政の担当者さんは万難を排して参加すべき、画期となるセミナー(のはず)です。)

 スキームにおいて「中心市街地」はどう定義されているか、それを踏まえて当該都市の中心市街地をどう区画するか、ということは基本計画見直し作業の要諦であり、したがって、「中心市街地」を理解していないと既存計画の失敗を超える活性化策は立案できない、という極めて特殊な条件がありますから、作業を牽引するプランナーたるもの、中心市街地については掌を指すように明らかにしておかなければならない。

 “中心市街地と非・中心市街地を分かつものは何か?”

 皆さんも一つ、考えてみてください。
この問いに正解を出してはじめて中心市街地活性化のスキームを理解している、と胸を張ることができます。

 一つヒント。
 正解するにはもちろん、スキームを理解していなければなりませんが、さらにその背後にある「商業理論」、商業についての理解が必要です。
 今度の見直し作業で重要なことは、低迷する「商業の活性化」の見直し・立て直しですから、当然のことですね。
"商業"が理解されていないと正解は無理かも知れません。

 さて、通常ならここで「正解例」を提案するところ、今回は出しません。
設問をカンニングでクリアされると作業段階で支障が出ますからね。

 解答の評価基準は、“なるほど・そういうことだったのか! 中心市街地をそう理解すればスキームの全体が腑に落ちる、商業の活性化も夢ではない”とあなたをはじめ関係の皆さんが納得できること。

 まずは、当サイトの常連さんである・あなた自身の力を信じて、“プランナーを選ぶの法”についてしっかり検討してください。

 当社が考える正解例を知りたい人は、メールでどうぞ。
あなたが都市の実務担当者である場合に限り「正解例」を提供します。

※参照:
『中心市街地活性化論 ―基本計画見直しのために―』
注:このツリーは皆さんの参加を待って続けます。

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  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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