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過程としての繁盛店づくり

 ㈱全国商店街支援センターの「個店経営研修事業」、いよいよ今日から公募のスタートです。ごく限られた一部の商店街では今日という日が待ち望まれていたわけで、満を持しての応募となります。他方、圧倒的多数の商店街ではセンターも事業も一度も耳にしたことが無い、という状況で既に出だしで大差が付いています。
“うちは逸品をやっているから”とか“百縁があるから”というのは、アタマの中が間違っています。
そういう商店街の心当たりがある人は、一度当サイトの所在を紹介してみては如何でしょうか。

 さて、研修に参加を表明し晴れて採用されたからといって安心するわけにはいきません。この事業を「商店街活性化への道」に直結するには、事業の前後で必ずやっておかなければならないことがある。

□ “キラリ輝く繁盛店”

 この事業は、商店街立地に繁盛店を実現することからスタート、その成功が呼び水となって次々に取り組みが拡大、繁盛店が点から線、線から面への拡がっていくことを目指します。
この事業で実現を目指す繁盛店は、小売業の原理原則をよく理解し、自店を取り巻く環境においてそれをどう展開すればお客の支持を得られるかということを考え、仮説~試行法で一歩一歩店づくりを転換していくというもの、もちろん、市販されている「繁盛店を作るには」といった本などで提案されている“自店の強みを知り活かす”といった安直な方法ではありません。
 小売業なら誰でも業種業態、立地条件、業績・業歴などは一切不問、意欲もって取り組めば繁盛への道を切り開くことが出来る、というものです。そうでないと“点から線、線から面への波及拡大”は出来ません。
この事業では、“キラリ輝く繁盛店”、“キラリ繁盛店”、“キラリ店”といった言葉が飛びかいますが、以上のような背景をもって実現を目指す繁盛店のことです。

□前後の取り組み 
  
 たった今、これから応募用紙を提出する、という電話を受けました。この事例では、参加に先立って総会を開催、満場一致で取り組みを決定したそうで、事業参加者を選定するに難儀しそうだと言うことでした。まあ、打つ手はあります。
参加に先立って、市役所、商工会議所には事業の趣旨、取り組むについての決意が伝えられています。これは重要なことです。

 何しろ、これまで勉強嫌い(特に商工会議所ではこれまでの講習会への参加状況などからそういう見方が定着しているはず)、個店の経営については「聖域」であり、取り組みはおろか論議の対象にも出来ないとして「視野の外」に置いていた“個店のシャッターの内側”を事業の対象にしようというのですから、都市の商業振興施策が「大転換」する可能性があります。
このままでいいとは誰も思っていないところへ「自助努力の組織的取り組み」がスタートするのですから。

 「キラリ繁盛店」を現実のものにしていくためには、スタート時点で関係各方面、行政、商工団体、商店街上部組織などへ主意志・内容を詳しく説明、「商店街活性化実現への尖兵としての取り組みである」という位置づけを獲得しなければならない。
理論的な説明は「全体研修」で講師が行いますので、まずは決意表明と全体研修への参加の約束、この二つを行ってください。

 「商店街・中心市街地活性化への道」においてこの事業には大変大きな任務を果たすことが期待されています。
全体としての商店街・中心市街地活性化の推進においてこの事業を如何に位置づけるか、ということで事業のあり方もその成果も大きく変わります。漫然と“売り上げが上がるのなら、取り組んでみようか”といった取り組みでは「売り上げアップ」も望み薄になります。
個店経営研修事業は、繁盛店を実現することが最終目的ではなく、実現を目指すのは“キラリ輝く繁盛店”であり、他の模範となるキラリ店です。

 すなわち、この事業は参加個店の繁盛を実現すればそれで良しというものではなく、商店街・中心市街地活性化の取り組みの一環、過程としての繁盛店づくり、という位置にあります。これまでの個別事業の取り組みが「全体の活性化」につながっていかない、という全国共通の課題を解決するための「ミッシング・リング」、この事業に上手に取り組むことで、①商店街活性化実現の目処が見えてくる ②これまでの取り組みが生きてくる という結果をもたらすことが出来ます。

 さらに、既に述べたとおり、活性化を推進していく上で必要不可欠である関係各方面を網羅した「推進体制」の再構築という課題へのアプローチという点でも極めて効果的な取り組みにすることが出来ます。

 さて、事業に応募される商店街は手順さえ間違わなければ「活性化への道」の第一関門をクリア出来るところまで歩を進めることが出来ました。
 問題は、事業の存在・公募を知らず、あるいは知っていても“関係ない”と手を挙げていないところ。
皆さんは、“シャッターの内側”の取り組みに真っ正面から挑戦しなければなりませんが、何時、どのようなスタートを切るつもりですか?

 公募期間は今月いっぱいと聞いています。
まだ間に合うかも知れません。この記事に思い当たることが人は、あらためて参加実現に向けて汗をかいてみられては如何でしょうか。
自力だけで「ミッシング・リング」を工夫するのは大変な仕事ですからね。

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  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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