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プランニング、基礎能力の不足という問題

 中心市街地活性化基本計画という問題。
活性化を領導すべき計画が、その不備が原因となって活性化ができない・空洞化が進展するばかりという事態の原因となっている、という状況があります。活性化を実現するはずの計画がそれを阻害する問題となっているのです。気づいている人が多いかどうかはさておき。

 ご承知のとおり、当社は都市経営に関するプランニングおよび計画を推進するために必要な能力の養成という課題への取り組みの支援を主要な業務領域としています。
所要の能力を装備していることは言うまでもありません。
といっても、なかなか類似ビジネスを掲げているところが見あたらず、「能力」は自己申告です。

 既存の基本計画を見ますと、計画作成に必要な能力・レベルと作業に当たったプランナーさんの能力・レベルとのミスマッチが明白です。計画の適否の前にそもそも問題情況、すなわち中心市街地活性化という課題の理解、解決に用いる法以下のスキームについての理解が不足しています。絶望的といってもよいくらい。

 所要の能力、主なところを列挙しますと、問題解決論、一般計画論、組織論、経済論(商業・消費行動)などなどの知識。加えて計画作成能力。こちらはもちろん、知識を持っている、というだけではどうにもなりません。
プランナーさんは、これらについて所要のレベルの知識・能力を装備していることが前提。持っていないと中活法以下を“中心市街地の活性化=都市機能の増進と経済活力の向上”を実現する枠組みとして理解・活用することができません。  
 
 現在、認定基本計画に基づいて事業を展開しているにもかかわらず状況が好転するどころか、空洞化が進展するばかり、という都市は、あらためて“果たして我が基本計画は本当に中心市街地の活性化を実現しうるレベルの計画として作られているのだろうかと、自問しなければならない。
もちろん、問題は御地の計画だけでは無く多くの基本計画に共通する問題です。

 そこでまたしても問題が。
取り組みの現状から“見直しの必要性”はすぐ分かりますが、“どう見直すべきか”はまた別の問題でありまして、さて、このあたりの問題群にはどう取り組むべきか?
ということですね。

 問題はもちろん“百年に一度の転換期”の一環ですから、高度成長期以来蓄積してきた問題解決能力だけではどうにもなりません。大急ぎで能力を確保しなければなりませんが、どこからどう調達できるのか?
都市経営の根幹にかかわる問題です。

 これまで頼みの綱だったシンクタンクの基礎能力、ごく一部を除いて中心市街地活性化を巡る“百年問題”には対応できないことが明白になっていますが。

 この不備に対応するため、「作業要求書」で所望の方向とレベルを指定する、という苦肉の策、残念ながら成功しません。“基礎体力の不足を指示命令でカバーすることはできない”。仕様書をどう作ってもミスマッチを防止することは不可能です。

 中心市街地活性化の領域におけるプランナーの不足。
中心市街地活性化が陥っている苦境は、このことに起因素することが多いのですが、そのことに思い当たっている人が少なく、思い当たっても対応の取り組みの合意が難しく、そして、協働の相手・プランナー適格者がほとんど見あたらない、という三重の困難。

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