商店街の理論軽視

 中活法以前は、商店街でも商業理論的言説が聞かれたものですが、制定以降はまったくといって良いほど無視されるようになりました。以前の商店街には中小企業診断士など商業理論を勉強した人たちが支援に当たっていたのが、以降はシンクタンク、プランナーに変わったことにも一因があるのかも知れません。
ご承知のとおり、基本計画などは第一号認定以来、そのほとんどが理論抜きで作られていますからね。

 中活法制定来、商店街で商業理論的・専門用語を駆使した会話などはまったく聞かれなくなりました。商業については素人と自白している藻谷浩介氏がずば抜けた「プロ」と見なされ、その“住む人・来る人を増やせ”という没理論のご託宣を奉じて右往左往する人多すぎ、という情況は何故起こったか。
もちろん、悪いのは言説を振りまいた人よりもそれを信じた“儲かってナンボ”の商業者の皆さん。というか、指導者&支援者の皆さんも含みます。
藻谷言説を聞いて“目からウロコが落ちた”皆さん、その後お目めの具合はどうですか?

 “儲かってナンボ”なんだからちゃんと算盤は弾いているんですよね、と思ったら自分の懐が痛む話じゃ無かったので弾き損ねていたとか。弾き損なうとその結果が自分の店に波及すると言うところまでは考えが及ばなかった・・・・?

 小売商業の役割は、地域に住んでいる人たちの“生活を充実させたい”という課題への取り組みを支援すること。「儲け」は支援に対する評価。“どうすればもっと儲かるか”ということは、職業上片時も忘れてはいけないことだが、首尾良く儲かるためには、しかるべき理論を装備しておくことは当たり前の話。だって、消費購買者は、ショッピングの都度、お金を払って勉強していますからね。

 中活法以来、いろんな施策が講じられていますが、「理論武装」についての施策支援はまったく無い、ということにちゃんと注目、自分たちで装備する算段をしないと先行きは真っ暗です。
商店街を取り巻く状況を一瞥すれば、自分たちの商店街・自分の店にショッピング目的で訪れ・買い物をしてもらうことがどれほど「希有」なことか分かるはず、希有を当然に変えるためには消費購買客以上の勉強が必要なはず。

 理論抜きで補助メニューにばかり目が行き、誘導された事業にばかり取り組んでいると、事業あって繁盛無し、街も店も「再生不能ポイント」を通り過ぎてしまいますからね。
さしあたり、7月15日のセミナー、「起死回生」のチャンスの入り口になるかも知れません。

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