コンサルタントの二極化

 中心市街地活性化基本計画、旧・新両方の作成支援を事業機会としてきたコンサルタントさんたち、ここに来て二極分化が始まっています。

 一方は、中心市街地活性化スタート以来の推移、現状などは知らんぷり、十年一日、計画作成プロセスへの参入はもっぱら自社の食い扶持を稼ぐため、という姿勢をまったく変えることなく、ひたすらあちらこちらとコンペに参加、事業=収益機会として消化することしか念頭にないかも知れない会社。
端的に言ってこれまでの基本計画の水準でこれからもしのいで行こう、行けると考えている。

 他方は、従来の手法では活性化は難しいことが全国至る所で実証されている、このままのスタイルではやがて事業機会どころか市場そのものが消滅すると自覚して、新しい道を切り開こうとしている会社。
従来パターンからの脱却は困難ですが、果敢にチャレンジ、遠路はるばる当社のセミナーに参加される会社もあります。

 二極分化は何故起こっているか。

 第一、従来的水準による全国的な取り組みの結果が明らかになってくるにつれて、行政、活性化協議会、商店街など事業主体・発注者の側に、従来的手法=効果が実証出来ない取り組みはまっぴら、という機運がだんだん強くなっています。従来的パターンでの「診断助言」などについても、役に立たなかった、期待はずれ、といった感想が報告書に明記されるようになっていますからね。
これから計画を作るところ、既存計画の見なおしを検討するところ、共通しているのはこれまでの計画のパターン(作成手法・内容とも)では、ものの役には立たない、という認識ではないでしょうか。。

 もちろん、プランニングをなりわいとするシンクタンク、コンサルタントであれば事業主体の変化に先駆けていちはやく実効的な「方法と方向」を提案しなければならない。新しい方向でのプランニングを志向する潮流が登場してきた
のは当然のことです。目下、各地の計画業務では新潮流と旧勢力のせめぎ合いが始まっています。

 それではそれぞれの現場において、革新的な提案をもって登場する新潮流が旧勢力を駆逐する・全国的に新旧の入れ替えが進展するという趨勢になっているかといえば、なかなかそうはいきません。
世の中には「コンペ」という制度がありまして(笑、選考委員さん方はもちろん宛て職ですから、委員会の構成は上記のような情況に危機感を持っている人ばかりとは限りません。
どちらかといえば「自分の理解の範囲」や「継続性」を尊しとする人が多かったりする。

 従来的「擬似専門用語」がふんだんに散りばめられており、“商業者や消費者の意向を調査しその合意のもとに計画を作る”とか、“地域の特性・伝統文化を活用して”などという耳障りのよい文言の羅列にころりと引っかけられ「従来型」を選択してしまう、というケースも後を絶たないようです。

 そうすると何が起こるか?
決まり切ったことでありまして、せっかく今度こそはと思い立ち、しっかり準備を重ねて着手にこぎ着けたせっかくの失敗が許されない事業がまたしても「コンサルタント肥やし」で終わってしまう・・・・。

 発注側も受注側もよくよく考えないと。
一端スタートすると「やり直し」は出来ず、したがって失敗は許されません。
一発勝負で適任コンサルタントを確保せよ、という問題にどう取り組むか。
「転換期」にはこういう頭の痛くなる話にもつきあわなければならないわけですね。けして他人事ではありません。

 ご参考まで。
『商業コンサルタントは不要か』
『商業コンサルタントの確保』
“うちには関係ない”と思う人もしっかり読んでおくといずれに役に立つときがあるかも知れません。

 一番いいのは、取り組みを発意した時点・構想・設計段階で当社の指導支援を受けること。
なんで?とその理由が知りたい人はメールでどうぞ。
ホント、情況は厳しいですからね。

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