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問題山積・取組停滞、打開への第一着手は?

 というのが各地の商店街・中心市街地活性化の現場ですが、支援指導を任務とする関係各方面において果たしてその実態・実状が把握されているかといえば、たぶん、出来ていませんね。
関心はもっぱら遅滞事例に示す「成功事例」、「有効な活性化策」の検索に止まっているのではないでしょうか。

 まあ、見方によっては局所的な成功事例や活性化メニューがそこここにころがっているかも知れませんが、見る眼を換えて見ますと、それら成功事例の前後左右には「課題」が山積しておりまして、時と場合によっては「成功事例」がそのまま「課題」になっていたりします。
いくら「成功事例」を追いかけても「成功」が見えてきません。そうするうちに「成功事例」と見なされいたところもどこにでもあるような空洞化が・・。

 課題を突き詰めていきますと、その根源には「合意形成」段階の至らなさが見えてきます。
自力思考過程抜きででたらめな「活性化への道」をそれとは知らず選択してしまい、実践段階に入ってしまった結果として現在に至っている、というケースがほとんどです。

 「でたらめな活性化への道」はいうまでもなく「藻谷流・活性化への道」ですね。認定第一号以下の基本計画のほとんどすべてが“商業はまちの花、住む人・来る人が増えれば商店街は活性化する”という「藻谷流」を採用、以来、今日まで全国全都市が「住む人・来る人増大事業」に取り組んで来たわけですが、その結果、「商店街の活性化」はどうなっているか?
チェックしようと試みましたが、Webで検索する限り、22年度はほとんどの基本計画がフォローアップ作業に取り組んでいないようですが、あなたのまちでは昨年度ちゃんと年次総括に取り組みましたか?
もう基本計画のスキーム自体が陳腐化した?

 そういえば、最近は「藻谷流」もあまり噂を聞かなくなりました。基本計画の監修など華々しい活躍でしたが、最近は中心市街地・商店街活性化の指導からは引退でしょうか?

 藻谷流・活性化への道、“住む人・来る人が増えればその結果として商店街は活性化する”というのは、長い間取り組まれてきた仮説ですが、ほとんど成功していません。
催行しないどころか、自分の頭を使って考えれば、二・三秒で正体が分かるデタラメな「理論」に日本全国の商店街・中心市街地のほとんどがどうしてすっかり・見事に騙されたのか?

 自分のアタマを使って検討しなかったから、ですね。
誰を恨むことも出来ません。
 今後はそういう羽目に陥らないよう、人の話は眉につばを付けて聞く、自分のアタマのなかで反芻、思考実験による反証を組み立ててみる、といった作業を怠ることがないように。
“賢者は他人の経験に学ぶ”人が失敗したことをわざわざ自分で体験しないと身に付かない、ということでは時間が足りません。

 さて、直面している問題の淵源は、それがどういう問題であっても煎じ詰めれば“合意形成段階の至らなさ”にあります。
基本計画を作成して活性化に取り組む、というプロセスにおける合意形成の中味が問題。

 「活性化を必要とするもんだい情況」についての合意、すなわち、“問題は何か”というスタート時点のイロハイ、基本中の基本についての適切な認識が共有されていなかった、というか、問題をじっくり吟味することなく、処方・施策段階に突入してしまった、というところに十数年に及ぶ取り組みの不毛の根本原因があるわけです。

 皆さんの基本計画、いったい「合意すべき状況認識」について、なんかそれらしいことがほんの一行でも書いてありますか?

起こってくる問題を検討するための基礎となる「合意」がありませんから、取り組みはいつも「新しい画期的な?取り組み」の導入~失敗の繰り返し、残るのは「失敗した」という事実だけ。教訓ひとつ得られない。

 ということで、今すぐ着手しなければならない最重要課題は、「合意形成段階」における合意の再構築です。
迂遠なようですが、これまで同様、この作業をナアナアで済ますとどんな「活性化への道」を構想してもその道を歩き続けることは出来ません。

 繰り返しますが、いま活性化の取り組みが直面している課題は“「合意形成」をやり直す”ということです。
計画の見なおし、作成をスケジュール化しているところは、あらためて新しい「合意形成」の内容を詰めることが課題です。
まず、一番最初の取り組みは「合意形成のやり直し」という作業の必要性についての認識を共有すること。
まずは“隗より始めよ”、あなた~あなたが所属するグループ、組織からスタート。

 ちょうど、来月から「合意形成~計画づくり」、複数の取り組みを支援します。進捗に即して「あるべき取り組み再構築」について情報を提供していきましょう。誰かさんのお役に立つことを念じつつ。

 強調しておきますが、「合意形成」とは実施する事業メニューについての合意ではなく、「もんだい情況についての認識」を共有することです。認識の共有=センスメイキング無くして活性化を実現することはできません。

 疑ウモノハ我ラガ所業終ワリシトコロヲ看ヨ、といったのは大塩平八郎ですが、もちろん、われわれも見たい人には見せるにやぶさかではありませんが、成功事例が出るまで手を拱いている、という選択肢が許される状況ではありませんよね。 



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  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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