言論劣化列島

 民主党小沢幹事長をめぐる「疑惑」報道の劣悪さ。

 問題は至極簡単でありまして、本人が“やましいことは何もない”といっているのだから、メディアにとってこんなに料理しやすい材料はないはず、さっさと“こういう疑惑がある”という証拠付きの案件を出せばよい。“やましいことは何もない”ことを証明するのは不可能だが、“イヤ、ここがやましいではないか”とほんの一点でも指摘されると立場は一挙に、全面的に覆される。
疑惑の存在を主張する論者にはまたとない機会ですが、その作業は放棄したまま、ひたすら「説明責任を果たせ」を繰り返すばかり・・・。
“「説明責任を問う根拠」を説明する責任”とかもあるのではないか? どうでしょうか。

 全称否定命題(すべての○○は××ではない)は、単称存在命題(少なくともひとつの○○は××である)で反証される、というのは常識的に誰もが用いている論理学のイロハ。

 疑惑、疑惑というならさっさとその疑惑が疑惑である客観的根拠を付して指摘すべき。
“自分では指摘することが出来ないが何かあるはず”という「見込み報道」が氾濫していますね。
日ごろおつきあいのある支局の記者さんたちとは別世界の趣き。

 “赤信号、みんなで渡れば怖くない”
報道業界では自分のアタマで考えるべきところ、これに依拠している人多すぎ。
谷沢先生曰く、公式発表を社に持ち帰る伝書鳩だと。

 “みんなで渡れば怖くない”が席巻しているといえば中心市街地活性化もそうですね。誰一人何の根拠も示していない“人が増えれば街は活性化する”というワンフレーズに踊らされて今日に至っているわけですが、ほんとうに“みんなで渡れば怖くない”ものかどうか、いまや全国各地でその結果が露呈しはじめているわけで、早く気付いて対処しないと、“大変なことになりますよ”とも言っています。

報道劣化、情報劣化の奥では「思考の劣化」が進んでいるわけで、ことは一部で言われているような「ポジショントーク」だというだけではありません。
トークの背景には“それでよい”とするものの見方・考え方があるわけ、こういう報道がまかり通るという情況はとてつもない「社会の危機」が進んでいる兆候なのかも、ですね。

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