中小企業新事業活動革新法

 定義されている経営革新:
①新商品の開発/生産
②新役務の開発/提供
③新たな生産/販売方式の導入
④役務の新たな提供方式の導入その他の新たな事業活動

 と言うことで、もちろんこれはシュンペーターの換骨奪胎です。
(導入であって発明ではない)

 ドラッカーは、“イノベーションの理論はまだ発見されていない”と言っています。さらに、“イノベーションが必要な機会とそれを活用するノウハウは十分備えている”とも言います。
面白いですね。

 このときドラッカーが思い浮かべていた「イノベーションの理論」とは何か?
“イノベーションを導く論理”なのか、それとも“イノベーションプロセスの説明”なのか?
と言うことがありまして、まあ、実務には関係の無いことかも知れませんが、中には前者の意味での「イノベーションの理論」を振り回す人が以内とも限りません。
「SWOT」をやれば革新が出来る、とか。

 “事態を分析すればそこからイノベーションが導き出される”などと言うことはありません。イノベーションは「飛躍」であり、「断絶」です。コツコツと分析作業を重ねればその結果としてうまれるという性格のものではありません。

 イノベーションの機会を発見し、これをイノベートすることがイノベーション。と言うことでしょうが・・・。

 シュンペーター曰く。
“馬車を百台並べても汽車は生まれない”
いくら現状を眺めてもイノベーションの機会を発見できるとは限らない。

 ドラッカー的“イノベーションの七つの機会”
①予期せぬ事態の勃発
②ギャップの発生
③新たなニーズの発現
④産業構造の変化
⑤人口の変化
⑥認識の変化
⑦新しい知識の出現

 こういう状況を機会としてシュンペーター的イノベーションを実行すること。

 と言うように考えると、“○○という状況で××というニーズを発見したら□□の革新が導き出された”というのは、なるほど、説明としては分かりやすいのですが、実際の作業はどう行われたのか? 

 イノベーションの説明は「後付け」のことが多い。
成功した後で“このイノベーションは状況の変化をこう分析し、そこにこのような機会を発見し、それを活用するために考案した”と説明されますが、これは説明であって、方法ではありません。
同じ作業に同じように取り組めばいつでも革新が可能になる、と言うことはありませんからね。

 さて、当サイトの守備範囲でいえば、課題はもちろん「中小小売業の経営革新」です。

基礎体力が陳腐化している中小小売業の経営革新とは?

既存の業容の延長線上に業績の好転が実現することはありませんから、「路線転換」は不可欠ですが、「転換」といえば基礎体力が問題になることは言うまでもありません。

 ご承知のとおり、わが商人塾では“お金は掛けない”、“計画は作らない”ことを「原則」にしていますが、もちろんこれはお金や計画が転換に不必要だと言うことではありません。
基礎体力の現状において立案される計画や投資の出来映えを考えれば、とてもそういうものを宛てにはできません。

 “計画は立てない”というルールは経営革新を主戦場とする皆さんには評判が悪いようですが、経営革新はもちろん「計画~実施~評価」というサイクルを回すことで実現していくわけですが、このプロセスを「革新」にそってきちんと推進していく基礎体力が備わっていますか?ということですね。

 「革新」の中味が本当に革新の名に恥じない、本物だとしてもこのことは問わなければならないことです。

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