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商店街活性化は実現可能か

 “ものが売れなければ商店街ではない”当たり前のことです。
売れなくなってしまったお店は、しばらくは頑張って商いを続けても、やがては閉めてしまうことになります。
今日、大きな問題とされている街区内の「空地・空店舗」がそうですね。

 商店街活性化とは、つづめていえば、商店街で“ものが売れるようにする”ということです。
ものが売れなければ商店街ではない、というのは空地空店舗のことだけではありません。今現在、商い中の店舗のうちどれだけが“お陰で繁盛しています”といえるのか。

 “繁昌していたころの商店街には人通りが多かった”と誰かが思い出したことから“繁盛するには人通りを増やさなくては”という「活性化の方法」が採用され「人寄せ施策」メニューに取り組んできた、というのが新旧の中活法のもとでの「商店街活性化」でした。

 その結果、街はどうなったかといえば、
人通りが増え、増えた結果繁盛店が増えたかといえば、日本全国、そういう商店街は一個もありません。

住む人を増やす=分譲マンション建設
来る人を増やす=非物販集客施設の整備
        イベント:百円商店街、B級グルメなど

 施策が成功して、住む人が増え・図書館に人が来て・イベントが来街者を集めることが出来たとして、その結果、“街に繁盛店が増える”という目的は達成されたのか?
ということでありまして、“ものが売れてなんぼ”の商店街、“人を集めてもものが売れるようにはならない”ことがはっきりしています。

 5年という年限を限って取り組まれている基本計画ですから、事業に取り組んで二年、三年と経っているにも関わらず、まったく“繁盛する店”が増えない、繁盛どころか廃業する店が後を絶たないという有り様、それも全国一律例外無しですから、いくら何でも“これはおかしい”と立ち止まらなければならない。でしょ?

 “これだけやっても活性化しないのだから、もう商店街は活性化できない”“本当に商店街は活性化出来るのか”という声がどんどん出てきても少しもおかしくない事態になっているのではないか?
補助金使いに一所懸命のリーダーさんたち、漫然と従来的事業にかまけておられる時間はもうありませんからね。
人集めイベント、空店舗の活用、環境美化などに取り組んでいる間も廃業者・空店舗は増えるばかり、商売を続けている店舗のなかには「空店舗候補」がいくつもある、という情況において、これからも従来通りの「活性化事業」の範疇に止まっているつもりですか、
ということですね。

 早急に取り組まなければならないのは:
それは“商店街活性化は可能である”ことを実証することです。
関係各方面、事業の成果が挙がらないことには正直、困り果てており、このまま推移すればトップ以下の責任問題ともなりかねない由々しい情況すよね。

 ということで。
商店街のリーダー、支援する関係各方面の担当者は、商店街の内外に対して「商店街活性化は可能である」ことを実証して見せなければならない段階に来ているのではないか?
“商店街活性化、やれば出来る”ということを自分の商店街で実証しなければならない。

 これまでの取り組み状況、市民はちゃんと見ていますからね。
“補助金を使うのは上手いが自助努力はどうした”と見られていることは誰もが自覚していること、さらに、この自覚に基づく行動が見えてこないところも冷静に見つめられているわけで。

 商店街、ものが売れるということは、買い物行き先として支持されていると言うことであり、地域に住んでいる皆さんの生活に役立っているわけですが、ものが売れない商店街はいくら外見が立派になってもものの役には立っておりません。
役に立たないことにお金がつぎ込める条件は雲散霧消していますから、「商店街活性化」の取り組みを続けたかったら、“やれば出来る”ことを「早急に」実証しなければならない。
商店街組織の会員に対しても、関係各方面に対しても。

 「商店街立地に繁盛店を作り出す」
最重要課題ですが、条件が色々ありまして。
“こうすれば誰でも・どの店でも繁盛できる”という「繁盛への道」を実践することで繁盛店が続出する、ということでないと所期の目的達成にはつながりません。
商店街活性化とは“そこに立地するお店が繁盛し、空地空店舗が新しい繁盛店の機会となる”ことですから、個店の特殊条件を活かした結果としての繁盛ではなく、「繁盛店」を目指して店づくりに取り組んだ結果としての繁盛であることが条件になります。

 さて、「活性化への道」としての繁盛店づくり、ご承知のとおり、今や全国各地で取り組まれており、中には「可能性の実証」段階をクリアしている商店街も出始めています。
そういう商店街には視察に来る人も増えているようです。
「可能性」を確認し、自分たちの街で実証していくには、そういう事例を見てくるのも一法かも知れません。

 いずれにせよ、“こうすれば商店街は活性化する、だからもうしばらくの間、みんなでがんばろう”といえるかどうか、ということでありまして、言えるためには「可能性の実証」が不可欠、というのが商店街の問題情況ですが、ちゃんと分かって対応を考えていますか? ということですね。

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