富士山に登らないとそこからの眺望は味わえない

 商店街・中心市街地活性化の取り組み、停滞久しいところ、「見直し」の必要性が言われ、「総括」が叫ばれています。

 “各般の事業に長いこと取り組んでいるのにどうして成功しないのか?”
このままではダメ、取り組みを見直して「真性・活性化への道」を創造しなければならない、ということですね。

 ところが、やっかいな問題がありまして。
一般に、「見直し」・「総括」という類の作業は、やろうと思えば右から左、すらすら所期の成果を出せるというものではありません。

 それもそのはず:
“これまでなんの疑問も感じることなく事業に取り組んできたアタマ・ものの見方・考え方で、事業の問題点を発見できるだろうか?”
ということです。

 富士山の頂上からの景色が見たかったら、その頂上に自分の足で立たなければならない。
登りもせずにあ~でもない、こ~でもないと想像ばかりしていてもも始まりません。

 物事の停滞や失敗を乗り越えるために行う「総括」にはそれを成功させる「視点」が必要です。
総括が必要になっている事業になんの疑問も感じることなく取り組んできた「ものの見方・考え方」で、これまでの取り組みの不具合を徹底分析、新しい方法と方向を発見する作業のスタートにする、というのは、もっともらしい言い方ですが、ほとんど不可能です。

 「総括」は、新しい「方法と方向」を確保し、その視点をわがものにした後、はじめて有効な作業成果が得られます。
まずはあれこれ考える前に、「立ち位置」を変えなければならない。
象徴的には「通行量増加」から「繁盛店づくり」へ。

 方法と方向を選択しなおすと“これまでの取り組みの不毛性”に否応なく気付くことになります。
アタマ=ものの見方・考え方が従来通りなら、総括の結果はせいぜい、「先進事例こと珍奇事例の導入」といったレベルで終わります。

 いうまでもなく、全国的に紹介される先進事例のほとんどは「イベント」であり、商店街活性化の実現という目標に照らせば、あるべき取組を遅滞させることはあっても一歩でも前進させる効能はありません。
一店逸品とか百円商店街とかはイベントです。

 視点、視角が変わらないと「ものの見え方」は変わりません。
何時になったら有効な総括が可能になる視点・視座の構築をはじめますか?

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