合意形成の根本は

 商店街、中心市街地活性化に限らず、何かといえば「合意形成」ということが唱えられていますが。

 そもそも合意形成とは何か? 何のためにやるのか?
やるのとやらないのとでは何がどう違ってくるのか?
といったことについてはあまり問題になっていないようです。
なんというか、「ものの本」にちらっと書いてあったので“そうか、会議を開いて「異議なし」”と唱和するんだ”と了解、さっそく開催、たちまち了解。
それもそのはず、なんの異議も出るはずのないメンバーでの合意事項です。

 「合意」というからには、“いろいろと意見もあるところ、じっくり話し合って一本の道を作り上げていく”ということですからね。いろんな意見≒いろんな立場・利害と考えれば議論が沸騰して当たり前、開催たちまち合意というのは“毒にも薬にもならないが、どうせならやらないよりやった方がまし”補助金もあることだし、といった程度のことではないのか。
したがって、いくら満場一致でなんど合意を形成しても活性化の実現にはつながらない。

 合意形成とは、「基本的課題」についての合意でないと意味がありません。商店街活性化・中心市街活性化について考えてみましょう。(以下両者をまとめて「中心市街地活性化」とします。)

 中心市街地活性化の取り組みにおいてはご承知のとおり、何かといえば必ず「合意形成」という段階が準備されています。
 中心市街地活性化基本計画の作成・変更~事業活動のフォローアップなど。

 しかし、本当の合意形成は、基本計画作成過程で行わないと意味がありません。

 あるべき合意とは

1.中心市街地活性化の必要性
2.中心市街地活性化の論理的可能性
3.中心市街地活性化の戦略的実現性

以上3点が決まれば基本計画の骨格は決まりです。
スタート時点で3点について関係各方面がしっかり共有しなければならない。共有しないと何が起こるか?

 今現在、各地の取り組みで起こっていることが起こります。
フォローアップの自己評価=②
“取り組みの進捗状況は予定通りであり、目標達成可能と見込まれる”という認識ですが、その根拠はありません。
まして、最上位目的である商業活性化の目標である「通行量の増大」については、上記3項目とはなんの関係もなく設定された「根拠無き先行事例への追随」ですから推して知るべし。

 さて、
三項目についての合意形成とは、三項目の「解」を共有すること。そのためにはもちろん理論的な作業が必要です。

※合意形成は、まず大きく「目標達成」の見取り図をえがき、これを関係者が了解すること。
中心市街地活性化のような「一回性のビッグイシュー」で、かつ関係者も多い問題の場合、この合意形成は必須課題です。
基本計画の作成・見なおしを担当する人は、このあたり、きちんと理解して取り組むことが必要です。

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