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衆愚 ―ヒトは群れるとバカになる ―

 日米開戦において多大の責任があったと一部で指摘される第一委員会。
昭和15年、“一番勉強しているのは課長クラスだから”という海軍大臣の思いつきで発足、海軍省第一部第一課に設置されました。メンバーは海軍省第一部第一、二課長・軍令部作戦部作戦課長など計7名。対米強硬路線を起案、稟議を経て軍部~政府の方針となりました。開戦責任を問われるゆえんですが、実際のところは。

 強硬路線は、陸軍との国の予算のぶんどり合戦用だった、というのが昨年NHKの報道『海軍反省会』で明らかにされました。つまり、予算獲得用の作文が国家戦略となったわけですね。
その後回線までの経過は、まさか、まさか の連続でありまして。
なぜ、展望の無い開戦に踏み切ったのか。
関係各方面の弁明は、クーデターが起きそうだったとか、右翼のテロの危険があったとか、陸海相克が懸念されたとか、後付けでいろいろ言われていますが、もちろん、意志決定のプロセスではこういうことは一言も言われておりませんね。

 結局、山本七平さんの“空気”が決めた、ということでしょうが、単に“空気”とだけ言ったのでは何の足しにもなりません。どんな空気だったのか?

 ということを考えようとしますと“そもそも「空気が支配する」空間・組織・関係はなぜ生じるのか”という問いが発見されます。

 以下、長くなるので【理論創発】コーナーへ。

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