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総陳腐化したニッポン小売業

 何故ものが売れないかといえば、それは、
①買いたいものが
②買いたい場所で
③買いたい条件で
売られていないから。

 どうして売られていないかといえばそれはもちろん小売業のせいですね。
①消費財を
②他から仕入れ、または自ら製造して
③最終消費者に販売する
すなわち、売買接点を担当する小売業が、

①生活で発生しているニーズが分からない
②ニーズに対応する店づくりが分からない
③店づくりの方向が分かっても技術がない
という「三無主義」に陥っているからです。

 ひとことで言って、わが小売業界は業種・業態を問わず、陳腐化しています。
ちなみに陳腐化とは、従来のまんまで面白味に欠ける状態、期待されている新しい役割を果たせない状態に陥っていることです。

 百貨店から最寄り店、ショッピングセンターからコンビニエンスストアまで、ぜ~んぶ、陳腐化しています。
陳腐化するとどうなるか?
①目的来店が減る
②衝動買いが激減する
③新規顧客が掴めない

 ということで、陳腐化した業種業態はやがて運転資金に事欠くようになり、店舗は劣化・空洞化への一本道を突進するのです。
商店街を仕舞た屋通りにしてしまったことが今まさにショッピングセンターなど「天敵」と目された業態でも起きています。
コンビニとか百均とか、来店目的であるアイテムをピックアップした後の回遊・衝動買いが無くては立ちゆかない業態です。
陳腐化している店舗では、回遊も衝動買いも起こりません。

 さて、小売業が陳腐化すると何がどうなるか?
①消費が陳腐化する
②生活が陳腐化する
③経済が陳腐化する
ニッポン経済の現状です。
どなた様にとっても面白くも何ともない毎日がいつ終わるともなく続きます。つまんないですよね。

 この状況は、意欲ある小売業者にとっては、千載一遇、またとないチャンスでありまして、陳腐化から脱却すれば千客万来、思いがけない遠くからまでお客が訪ねて来てくれます。
“遠いのにどうしてわざわざ”と聞きますと“近くに店がないから”との答え。決まっています。
小売店が無いわけじゃありませんよ。自分が行きたい・ショッピングしたいお店が無いのです。

 まずは、「ニッポン、小売業総陳腐化」という現実が見えるかどうか。これが見えないと打つ手がありません。

 総陳腐化しているなかで、まだわずかですが、陳腐化コースからみごとに脱却、新しい繁盛を築いている一群の商業者がいます。
わが商人塾で修得した仮説~試行を実践する皆さんです。

 業種・業態・店舗規模・商圏・競合などなど、「個店診断」の項目になりそうな客観的なデータにはまったく無関係、お金を掛けず、計画を立てず、新しい繁盛を実現しています。
百聞は一見に如かず、ホームページを開設されているお店のなかから、いくつか紹介したいと思います。
近日リンクを貼るのでお楽しみに。

 
 自分の店、自分たちの商店街が不振に陥っているのは、ショッピング行き先としての業容が陳腐化しているから。
ということが分かるまでは、何をやっても繁盛することは不可能です。商店街に限らず、ニッポン・小売業すべてがいまこの情況に陥っていますが、もっとも脱却しやすいのは商店街の皆さん。
もちろん、それにはワケがあるのですが、そのあたりについてはまたあらためて。 

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