アンテナショップ・よろ~や(大分県宇佐市)

 大分県宇佐市四日市商店街振興組合の事業です。
http://blog.goo.ne.jp/usamatidukuri/e/a66ad5240d076849f0b1df0da8113f7e

 地域商店街活性化法にもとづく商店街活性化基本計画を作成、商店街活性化策の一環として取り組まれています。
ちなみに、ご承知のとおり、この法律において「商店街活性化事業」とは“商店街の通行量を増加させるための事業”と定義されています。

 つまり、アンテナショップよろーやは、「法」の趣旨からいけば“四日市商店街の活性化=通行量の増加”を目的に設置されたことになりますが、実際にはそんなことはないのでありまして。
アンテナショップですから、営業活動を通じて
①既存地域産品の市場性を確認する
②新規地域産品の市場性をテストする
③地域産品を地域内外に宣伝する
といった任務を果たすことが期待されています。
もちろん、営業経費も自前で確保することが原則ですし。

 施設設置の目的は、 
上位目的=商店街の通行量の増加
実際の目的=施設の維持運営
ということで、
これを達成し続けるためには、
設置目的を追求しながら、営利事業体としての経営を維持する 
ということを実現しなければならない。

 この手の施設を企画する場合にもっとも重要なことは、営利事業としての存続を実現する、ということです。
営利事業として成り立つ=来店客数・売り上げがそのレベルに達するということは、「通行量の増加」という上位目的にとっても不可欠ですからね。ときどき、“通行量の増加が目的だから、収益性は低くても仕方がない”といった言い訳をする人がいますが、とんでもないことです。自店の経費を賄うだけの売り上げが作れない店舗が「アンテナショップ」機能とか、ましてや「商店街の通行量の増加」などに貢献できるはずがないのでありまして、万一、読者においてそのような認識をお持ちの関係者がいらっしゃったら猛省してください(笑

 さて、アンテナショップ・よろーやさん。
四日市商店街振興組合が目下取り組んでおられる「個店経営研修事業」に参加、その最先頭に立って「キラリ繁昌」の実現を目指して奮闘中です。
責任者である金光事務局長さんの参加店会議における報告によれば、スタート直後にもかかわらず、既に顕著な成果が挙がっているそうです。

 キラリ繁盛店づくり、最初の成果は“方法と方向が分かればなんとかなる”ことがスタッフ全員に共有されること。そうすれば、見る目が変わり、問題を発見する力が変わり、解答を考え実行する力が変わります。お店がどんどん変わり、同時に「意欲」が増し、「基礎体力」が増強され、「方法と方向」がより的確になっていく、という「プラスのスパイラル」が発動します。

 四日市商店街振興組合では、「門前町だより」と題する機関紙が定期発行されています。商店街では珍しいことですね。
最新号によろーやと個店経営研修事業について、理事長さんが書かれています


 次の研修は再来週の月・火、各参加店の業容と皆さんの「三脚構造」、どれだけ変わっているか、わくわくしています。


 商店街活性化事業の一環として取り組まれる「よろーや」的事業(「街の駅」とか「地産地消施設」とか)を成功させるには何が必要か?

 久しぶりに【商店街起死回生】コーナーで考えてみたいと思います。課題を持っている人は参加してください。

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帰省のついでによろーやさんに寄ってみました。
まず、店舗がどこにあるのかわかりづらかった。費用をかけられないんでしょうが、小さな看板とのぼりがいくつかあるだけで、知らなければ通り過ぎてしまいそうです。近くに駐車場がありましたが、あの場所に店舗があれば利用しやすかったでしょうね。
店の前まで行ってもこれが店舗なのかもわかりづらく閉店した店舗の跡地のようにも見え非常に入りにくい雰囲気です。
看板スペースは広くあるんだから、あの空いている壁面にたとえば「新鮮野菜と鮮魚の店 アンテナショップよろーや」とか「地元産の直売店 まちの駅よろーや」のような目立つ大きな看板を入れてみるとか、窓面にPOP広告で「地産野菜直売中!」「四日市土産はココ」「新鮮魚介入荷しました!」なんて貼ってみるのも悪くないかなと感じます。
店内はいかにも地方のその手の店らしく細々とした物が並んでいますが、今一歩地味でわかりにくく、近くにあるJAの販売店との差別化もできていないように思います。店員もラフな格好で一見してわかりにくい。せめて揃いのエプロンか何かでわかりやすい格好にはなれないものでしょうか。とにかく、お金がないので出来る範囲でやってみましたというのがわかり易すぎてこっちの心まで貧しくなってしまいます。

全般的にいかにもたまたま空き店舗があったのでなんとなく作ってみました的なやる気のなさと素人が作ったようなやぼったさが感じられ店舗の狭さもあいまって魅力を感じませんでした。利用する側の観点が抜け落ちていると言うか、最初から商売する気がないのではないかと思ってしまいました。

Re: タイトルなし


コメント有り難うございました。
返事が遅れて相済みません。

このお店は「アンテナショップ」「街の駅」ということでスタートしました。
開設の目的は、観光客や域外を対象に地元の産品をアピール・販売する、広域からのデスティネーションを強化する、ということです。
 現状は、立地する四日市商店街が広域観光の対象地域になり得ていないことから、当店だけでは広域からの誘客は難しい、という状況にあります。
 そうした中で「営業継続」を目指して「仮説~試行」が続けられている最中です。

 当店は昨年11月にオープン、1月から3月はじめまで元記事にある「個店経営研修事業」に取り組みました。
オープン依頼の取り組みの結果がコメントされているような「情景」としてあなたに認識されたということですね。

 ご承知のとおり、大手チェーン店といえども店舗施設や販売促進にお金を掛けてもそれに見合うリターンがなかなか期待出来ないという経営環境ですね。
よろーやさんは、お金を掛ける前にやるべきことがあるのではないか、ということで、
①お金を掛けずに ②店内主体の取り組みで ③目標売り上げを達成する という方向のもと、
冒頭に説明したような条件をふまえて、
④地元客を対象に毎日型の購買&地元産品のギフトという品揃えで、
④来店頻度と買上点数の向上を課題に
細々とした「仮説~試行」が重ねられているところです。

 その成果は、客数、客単価の連続アップという数値で現れていると思います。
「これで将来も万々歳」というレベルには至っておりませんが、四日市商店街が掲げる“三代楽しめる商店街”という目標の有力な担い手となることを目指して日々の営業活動が続けられています。
「仮説~試行」の連続から目的達成を実現する「基礎体力」が体得され、漸進的に目標達成に近づいていくことを期待しています。

ちなみに、私が所属する商業コンサルタントファーム㈲クオールエイドは一貫して「仮説~試行」による繁盛店づくりを提唱しています。
お暇なときにでもおいでください。

 ご指摘については、さっそくよろーやさんにメールで伝えました。
ご承知のように、内部にいるとなかなか見えなくなることもありますから、いろいろと刺激を得られたことでしょう。
次の帰省される折にも是非よろーやにお出かけください。「仮説~試行」の状況をいろいろと確認していただけることと思います。
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