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説明責任という「悪魔の罠」

 小沢民主党幹事長に対するマスコミの“説明要求”、小康状態のようですね。

 “疑惑がある”、“無いというなら説明せよ”という要求ですが、これは文字通り「無い物ねだり」、無いものは説明できませんです。
「無い」ことを説明することが不可能なことは高卒程度で誰でも分かることではないか?
ほら、ほら、ほら、といくら疑惑に根拠がないことを説明しても“他にあるだろう”‘もっと説明せよ’‘説明不足’攻撃はいつまでも続きます。

 業を煮やした小沢さんが繰り出したのが“疑われるようなことは何もない”という「全称否定命題」です。
これは最強ですからね。
これを覆そうと思うなら、たった一つで結構、「明白な疑惑」というか「否定できない証拠」を一個だけ見つけてくれば、小沢さんはその時点でお終いです。

 それが「疑われるようなことは何一つやっていない」という言明の意味するところですから。「何一つやっていない」ことを照明することは出来ませんが、“ウソをつくな、少なくともこれ、このことはやっているではないか”と一案件を示せばよろしい。
たった一案件ですからね。
あれほど疑惑を言い募るマスコミ各社よってたかってたった一つの証拠つき案件も持ち出せないようで、社会の木鐸とか情報産業とか、枕詞が泣きます。

 小沢さん、“疑われるようなことは何一つやっていない”といった以上、もう説明の必要はありません。たった一つでも証拠を持ってくればその時点で小沢さんはアウトです。

 ‘全称否定命題の反証は特称存在命題’というのは、論理学のイロハだと思いますが、記者さんたちまさか知らないとは思えませんから、これは承知のうえで説明を要求している「確信犯」でしょうね。

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