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イズミの新戦略

SC業界の優等生・イズミ

ご存じのとおり九州では「ゆめタウン」という名称のSCを展開、イオンと四つ渡り合っています。
昨年「ゆめタウン佐賀」という新世代ショッピングモールを発明しました。
 クオールエイドではその革新性にいち早く注目し、サイト上で分析評価を試みました。
目下その判定が実績として現れているはずです。

 イズミは、中心市街地活性化のスキームの改正による出店環境の変化=‘出店規制’状況における成長戦略として、「北部九州で食品スーパーの展開」を図るそうです(西日本新聞 6月9日)。

 端的に「延べ床面積1万㎡の壁」ですが、戦略次第で凄いことが出来ます。

(*)ちなみに当社的「戦略」の定義:
「状況において、手持ち及び調達可能な手段を駆使して、目的を達成するために作るシナリオ」、「目的実現の方向と方法」。
ちなみに「戦略」については、あらためて詳しく説明しますが、とりあえずは、「用語集」でチェックしてください。

 イズミに限らずSC企業の課題は、“1万㎡以下の店舗面積で新しく市場を席巻する業容の開発”にあります。
「スーパーマーケットの展開」(ダイエーとか)や「小振りのパワーセンター」(ベイシアとか)ということでは、成熟市場の「革新戦略」すなわち企業の将来を託する方向と方法としては、不安材料があります。
既存類似業容との競合は避けられませんから、一進一退。

 という路線は避けなければならない。何しろせっかく「規制してやるから知恵を出してみろ」といわれているわけですから、うまく知恵を出したものの勝ち、出さない手はありません(笑

 イズミに限らず、これからの新しい出店戦略の任務は、「既存業容を時代遅れにすること」です。
“スーパーマーケットを展開したい”と考えたとたん、課題は「スーパーマーケットを時代遅れにする方法”の模索」になります。
 スーパーマーケットの業容転換、「スーパーマーケットを時代遅れにするの法」は、「コンビニエンスニーズ」志向の新業容の開発だと思われます。

 そこでイズミさんですが、ご承知のとおり、同社は「ゆめタウン佐賀」でショッピングコンプレックスを史上初めて誕生させました。この能力が本物なら(失礼)、次の展開は、ポスト・スーパーマーケット、コンビニエンスニーズ対応のショッピングコンプレックスの創造、となるはずですが、どうでしょうか。
おてなみ拝見、興味津々です。

 もちろん、既存のスーパーマーケットやホームセンター、ドラッグストアなど、業容革新を迫られている企業にとっても「既存業容を時代遅れにするの法」は緊急に開発すべき戦略課題です。

※当社のスーパーマーケットについての理解は、
日本スーパーマーケット創論を読む①』
に始まる長編論考を参照してください。

 SMを理解しておかないと、「SMを越える戦略」には挑戦できませんからね。

なお、クオールエイドではこの課題に対応する新しい戦略方向として「コンビエンス・センター」を提唱しています。これについては別途機会を設けてご紹介します。

面白そうじゃん、で。
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