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商店街 なぜ活性化できないか

答えは簡単でありまして。

「活性化」とは街がどうなることか、という定義・目標が立てられないまま事業が進められているからです。おまけに。
商店街=買い物行き先=入りたい店がそろっている、買いたい商品がそろっている、サービスが行き届いている、雰囲気もいい、などの条件がそろってはじめて「買い物行き先」として〈保存〉される訳ですが、実際に取り組まれていることといえば。
このところ、売り上げが落ちている。通りを見ると人通りが少ない。そうだ、人通りが少なくなったから売れなくなったんだ、ということで、人通りを増やす大作戦。

イベントをしたり、空き缶持ってきたら景品をあげたり・・・。
それでお客が増えるかと言えば、全然そんなことはありません。
イベントに来たお客は、イベントを楽しみに来たのであって、日頃ほとんどなじみの無い商店街のお店で買い物しなくちゃなんないほど買い物行き先に不自由している人はおりません。
イベント、楽しむだけ楽しんだらさっさと帰ってしまう。もっとも缶ジュースくらいは売れるでしょうけど。

商店街のお店の売り上げが不振を極めているとしたら、それは、
そのお店を自分の買い物行き先だ、と決めているお客がいない、ということです。そういうお客がいない=魅力があると認めてくれるお客がいない店、ということですから、イベントなどで集めたお客が買い物客になってくれることなど、あり得ない、というわけです。

想像してください。
商店街のなかに、お得意さんをたくさん持っているお店が並んでいるとします。
お客さんは、ひっきりなしにやってきます。「魅力のある店」が多いので、まだいったことのないお店にも、たまには冷やかしに寄ってみたりします。もし気に入ったら、冷やかしで入ったお店がやがて「行きつけ」になってしまう。そうすると・・、
一度街にやってくると個々、あそこと寄りたいところが多くて、あっという間に1時間、2時経ってしまう・・・。
そうすると、街に来た一人のお客が3店、4店のお客になり、来街客1が入店客4になる(笑
この商店街の通りを見ますと、大変「人通り」が多い。お客がたくさん来る上に、あちこちお店を「回遊」しますから。

で、この人通りはどうして出来たのか?
もちろん、商店街の個々のお店の魅力の集大成によって作り出された人出です。
全盛期の商店街は、確かに人通りが多かった。人があふれていた、といっても過言ではありません。
そして! 実はその人通りは、商店街の魅力、商店街の魅力に引き寄せられた人たちでした。

こう考えてみれば。
商店街、確かに人通りの多少とお店の繁盛/不振には関係がありますが、それはけして人通りの多少が原因でお店が繁盛したり/しなくなったりするということではありません。繁盛するお店の多少が商店街の人通りを左右することもあるのです。

商店街の活性化に取り組んでいる人たちの多くは、「人通りが少なくなったせいで商売が繁盛しなくなった」と考えているのですが、これは明らかに間違いです。間違った認識に基づいて対策を考えても成功するはずがありません。
商店街の活性化、なかなか実現しない本当の理由は、商店街に現在の状況をもたらしている「因果関係」について、根本的なところで誤解しているから、なのです。

では、どうしたら活性出来るのでしょうか?
答えはすでに上に簡単に書きましたが、いずれまた詳しく書くこともあるでしょう。
関係者でそれまで待てない人は、クオールエイド社のサイトを参照してください。

因果関係の誤解、今回は商店街について考えてみましたが、他の時・ところでもいろいろありそうですね。
商店街に関係のない人もご自分の専門分野で「常識」とされていることについて、あらためて一度じっくり考えてみられることが必要かも知れません。
大転換の時代、これまでの常識はこれからの非常識 というコトバさえ珍しくない時代です。

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  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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