勉強抜きで活性化できるか?

 このところ全国的に、“活性化を目指すならやっぱ勉強しなくちゃ”という趨勢が顕著になってきたように感じておりますが、如何でしょうか。

それでも主流となっているのは、相変わらず「勉強抜き」で活性化を実現したい、ということでしょう。
そのためには、
★通行量を増やさなくてはならない ということで、そのためには、
★住む人・来る人を増やさなくてはならない ということで、

商店街活性化事業=住む人・来る人を増やすためのあれこれの事業
ということになり、中心市街地に
①マンションを建てる
②学校・病院・厚生施設を建てる
③公共交通手段を整備する
といった事業が目白押し、というのが全国各地の基本計画に共通する特徴です。
すぐに目に付く欠陥がありまして、こういう事業にどんなに一所懸命取り組んでも「魅力ある商店・買い物行き先」は実現できない、ということですね。

 基本計画の作成に先立って、各都市では「住民・消費者の意見聴取」が行われ、その結果は基本計画に記載されています。
ご承知のとおりです。

市民・消費者の意見では、中心市街地・商店街の現状として、
“魅力あるお店・買い物行き先が少ない”と指摘されています。
ほとんど例外はありません。

中心市街地の商業機能は、なぜ利用するお客が減り、売り上げが減っているのか?
答え:買い物行き先としての魅力が無いから。

対応策として必要なことは、買い物の場=「買い物行き先として魅力ある個店」を創りだすこと、それも出来るだけたくさんのお店が「繁盛」を目指すこと。それ以外に方法はありません。

ところが。
せっかく行った調査で商店街の「買い物の場としての魅力の欠如」が指摘されているにも関わらず、「魅力ある個店・売場作り」という課題が基本計画に掲げられている例はほとんどありません。
中には一行か二行程度、言及されている計画もありますが、もちろん、ことは一行二行の「頭出し」で済むことではありません。
実効ある取り組みを目指す具体的・実効的な取り組みとして「店づくり」が掲げられている例は皆無と申しあげて間違いありません。

「魅力ある店づくり」という課題をメインに掲げれば、達成するための数値目標は、
①店作りに取り組む事業所の数
②魅力ある店=繁盛店づくりに成功した店舗の数
となるのは自然ですね。
ところが、実際にこういう実効的な数値を目標に掲げている基本計画は皆無です。

 目標に掲げられているのはもっぱら「通行量の増加」です。
まず、住む人を増やすために居住機能を整備する、来る人を増やすために、物販以外の集客施設を整備する。
そしてそれらの人々が商街街を通行するように、イベントを企画する、というのがおきまりの「活性化策」ですね。

 通行量を増やせば、即・商売繁盛が実現する、というのが本当ならなんの苦労も要りません。
誰もがみんな「店前通行量の増大」に取り組むはずですね。
百貨店、テナントビル、ショッピングセンター、誰もが「通行量の増大」を目指してあれこれの事業を企画し、モロモロの経営資源を投入するはず。

 ところが。
実際に「通行量の増大」に取り組んでいるのは、商店街だけ。
商店街以外の商業機能、商業集積で「店前通行量の増大」に取り組んでいるところは、全国ただの一個所もありません。

 このことは何を意味しているか?
続きは【商店街・起死回生」で。

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