「人並み・流行」という生活局面

 “ファッションにうるさいのは若い世代”というのが常識かも知れませんが、
わが商人塾の「購買行動・分析」では、
①生活体験に乏しく、②横並び意識が強いヤング世代では、「自分の好み」を確立する前に「流行」に隷属する場合が多く、そうしますと、彼ら・彼女らのファッション購買基準は「ラグジュアリィ」というより、「人並み」であり、そこでは「流行」と「価格」がキーになる。
という仮説を持っています。
「人並み」を実現するわけですから、“今、何が人並みか”ということで「流行」追随に敏感であり、また、①流行が変われば買い物も変わる ②変わるたびにあれこれ揃える ところから、単品価格にはシビアになる。
 ということで、誰が名付けたか「ファースト・ファッション」が一人勝ち。
「人並み基準」であり、“来年はまた流行が変わる”のですから、その程度のショッピングです。

 先週、原宿のフォーエバー21とH&Mをチョイ見する機会がありましたが、あらためて「人並みファッション」の典型だということを確認しました。
ちなみに、これまではこのニーズ、SCモールが担当していました。
両者ともやがて全国SCにばらまくのは必至ですから、SCテナント企業には影響甚大です。

 「ファースト・ファッション」といえば、ユニクロがその嚆矢ですね。消費購買側の位置づけは、総合すれば、「カジュアル・ベーシック」のオールラウンドのニーズに対応する業容ということでしょうが、あおりを喰らってまたぞろ「ファッション」に色気を出すと、急降下間違いなし。

 商店街の皆さんは、“人並み・価格志向”という流行り商売などなんのその、しっかり「ラグジュアリィ」を追求しなければならない。
ファッションにうるさい人たちは、“これといった買い物行き先がない”とぼやいていますから、この人たちに“この店を見つけてよかった!”といわせるのが商店街立地の専門店のウデの見せどころ。
これから輩出する「人並みファッション」からの離陸組の受け皿という役割も期待できます。

 そのためには「陳腐化」著しい現在の業容からどう脱却していくか、という課題があることはご承知のとおりです。
ということで。
商店街活性化はラグジュアリィニーズの受け皿として自店の業容を転換する以外に方法はない、と毎度相変わらずの結論ですが、見事転換への軌道に乗ることが出来れば、永続的な商売繁盛を実現することになります。

 独立自営商業者たるもの、ここに照準を合わせずにどうしますか。

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