勉 強 会

 takeoにとって実際に経験するまでは想定外のことでしたが、商人塾については、
①勉強が必要だ と聞くと、
②それもそうだということで、
③これまでの付き合いなどから
④適当に講師を見繕って開催する
というパターンがあります。
開催することにした、とメールで連絡が来たときはビックリでした。
その後どうなっていることやら・・・。

 勉強会は開催するのが目的ではなく、終わってからがほんとうの勝負、講師が帰った後、受講した人たちの商売がどう変わっていくか、ということが唯一の目的達成への道、受講者の立ち居振る舞いが変化しないような勉強会ではものの役に立ちません。

 というように考えますと、これまで関係各方面が開催してきた講習会のほとんどがはっきりした目的もなく、したがって講師選定の基準もなく、もっぱら“開催すること自体が目的、開催そのものに意義がある”というわけで、如何に安易に取り組まれてきたことか、振り返って見れば忸怩たるものがあるのではないでしょうか。
 と思うのですが、ことここに至っても相変わらず、いかにもお手軽な勉強会がまかり通っているというのは脱力ものですね。

 この時期、下向スパイラルに陥っているお店の業績を反転向上させるには、当社が提唱する繁盛店づくりの原則、 
①コンセプト、計画は作らない
②お金は掛けない
③出来ることから、細切れ、少しずつ
④仮説~試行、間違ったらやり直す
・・・・・・・
というアプローチは絶対条件です。ついでにつけ加えておきますと、
⑤試行期間を通じて売り上げが落ちそうなことには手を出さない
ということも重要な原則。

 原則の一つ一つが、現状ありのままのお店が繁盛にたどり着くための取り組みがキッチリ守らないと目的を達成することができない、文字通りの「原則」ですから、勉強会の企画、講師の選定にあたっては、この点、くれぐれもぬかりの無いように。

 最近の事例では、“商人塾、一期目は非常に成果が挙がったので、二期は視点を変えて別の勉強をしてみよう”というスポンサー側の意向が、参加予定者の要望を無視して貫徹され、カリキュラムは一期と同じだが、内容的には似ても似つかぬものになったとか。
唖然、茫然、これで“点から線・面への展開」という商店街活性化の戦略は、一年間きれいに棒に振ってしまったわけですが、スポンサーの問題意識は所詮この程度のこともある、ということでくれぐれも要注意、という事例です。
一年経ったらもとの路線に復帰できる、とも限りませんし。

 ついでに紹介しておきますと。
基本計画に当社流商人塾開催の必要性を記述し、商人塾の開催を計画の「目玉」にしている都市もあったりします。
“そっくりですね”といったら、“偶然です”(笑。

 問題意識は結構ですが、要はその内容ですからね。
商人塾という冠をつけた事業に取り組めば活性化が進む、ということはありません。こんなこと、一々やってみないと分からないようでは、今どき、中心市街地・書台木活性化の担当者としては適性無し。

 商人塾に限らず、勉強会は中味が大事、その成果は勉強会が修了して受講者の商売に現れる、というのがほんとうですからね。商人塾は知識を配給するわけではありません。
こう言うことは、イロハのイですから、いうまでもないことと思っていましたが、イロハのイが分からないまま、仕事をしている人は少なくないのかも知れません。

 商店街活性化に関する勉強会、主催側は企画・講師の選定など、目的達成に不可欠の仕事について必要なスキルを十分持っているのか、と初歩的なことが懸念されます。
何しろ、これまでの勉強会といえば愚にもつかない一過性の「商業者の心構え」的な講演を年に一回開催するだけだったりしたわけですから。
そうそう、中には、法律や高度化事業の仕組みの説明を商店街活性化の勉強と勘違いしている人もいます。
“勉強?、これまで色々やってきたじゃん”だからこうする必要が無いのだとか。
いつになったら気が付くことやら。

 この時期、勉強会について足踏みする猶予はありません。手当たり次第に講師を呼んで「失敗しながら成長する」という方法は、勉強会の場合、採用ですることが出来ません。

だんだん受講者も減りますしね。

 ということで。
勉強会の開催はゼッタイに必要だが、成功させるには内容・講師の企画がキモ、世間の評判などに惑わされず、問題情況に最適の企画にしないと、やぶ蛇になります。
“忙しいときにこんな講習会を開催して”VS“せっかく勉強する機会と作ってやったのに”ということで相互不信が募ることになってしまいかねません。
講習会を開催しても人が集まらない、というのはそういうことの積み重ねの結果。

 必要な勉強会は、企画・主催者が自ら商業者を一人一人訪問、“ゼッタイ失望させないから参加してみて”と勧誘できるくらい自信が持てるものであること。
主催者がゼッタイ的な自信を持って勧誘出来ないような勉強会なら取り組まない方がましかも知れません。
第一、人が集まりません。

 たかが勉強会、されど勉強会。
どういう勉強会を開催するか、企画担当者の問題意識と眼力がためされることはいうまでもありません。
どういう勉強会に参加するか、参加者の問題意識と眼力が白日の下に晒されます。

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