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商業理論無くして活性化無し

1.理論はなぜ必要か?
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『中心市街地活性化法』第五条
(地方公共団体の責務)
第五条 地方公共団体は、第三条の基本理念にのっとり、地域における地理的及び自然的特性、文化的所産並びに経済的環境の変化を踏まえつつ、国の施策と相まって、効果的に中心市街地の活性化を推進するよう所要の施策を策定し、及び実施する責務を有する。
引用終わり**********************

 『中心市街地活性化基本計画』を策定し、所要の施策を実施した来たわけですが、その結果として総務省『行政評価監視報告』に公開されているような【目標未達】状況が現出しています。報告公開以降、各自治体においてどのような是正改善措置がとられたか分かりませんが、これまでの経緯を抜本的に改善する方法は採用されていないのでは無いかと推察されます。
 抜本的に改善するには何が必要か?
それは商業理論をはじめ中心市街地活性化を推進するために不可欠の理論及び技術を確保することです。

2.中心市街地活性化の現状

(1)法定中心市街地の主要な範囲は都市中心部の商業街区である。
 このことは、中活法第二条一、二号に明らか。
引用スタート******************
(中心市街地)
第二条 この法律による措置は、都市の中心の市街地であって、次に掲げる要件に該当す るもの(以下「中心市街地」という。)について講じられるものとする。
一 当該市街地に、相当数の小売商業者が集積し、及び都市機能が相当程度集積しており、 その存在している市町村の中心としての役割を果たしている市街地であること
(集積要件)
二 当該市街地の土地利用及び商業活動の状況等からみて、機能的な都市活動の確保又は 経済活力の維持に支障を生じ、又は生ずるおそれがあると認められる市街地であるこ と。(趨勢要件)
三 省略(効果波及要件)

(2)中心市街地の活性化とは、当該市街地(商業街区)における「都市機能の増進及び経 済活力の向上」をいう
引用スタート*************************
(中活法第一条)
①商業街区所在の都市機能
  ア.商業機能
  イ.居住機能
  ウ.その他
②「経済活力の向上」の対象となる都市機能
  ア.商業機能(商店街群、商業施設)
  イ.その他

すなわち、活法における中中心市街地活性化の主要な目的は、都市中心部の商業街 区の活性化であり、中心となる取組は「商業の活性化」である。
このことは『中活法・基本方針』を見ても明白です。

 (3)中心市街地活性化はなぜ進展しないのか。
   ①進展しないのは主に『基本計画』の「経済活力の向上」に関する取組(『基本計 画』第七章所掲)である。
   ②「経済活力の向上」とは商業機能の活性化、維持西に支障が生じている(衰退趨勢 に陥っている)商店街等の持続可能性を再構築すること。(『TMOマニュアル』 参照)

基本計画が目標を達成出来ないのは、「経済活力の向上に関する事業及び措置」す なわち、商店街等の活性化のための事業及び措置が所期の成果を挙げられなかったこ とが原因です。

(4)商店街活性化のための事業はなぜ成功しないのか。
①「商店街活性化」が問題解決・実践指向で定義されていない。
②特に商業集積としての持続可能性を再構築する、という目標を直視したプロジェク トとして計画されていない。
③各種事業及び措置を一体的に推進して実現を目指す最上位目標が定められていない ため、策定されている各種事業及び措置は、個別に対応する問題への弥縫的取組に 終始している。
④個別に現出している問題は、「衰退趨勢」という根音原因の結果であり、個別に対 応しても解決されない。
ということで、現在の中心市街地―商業街区―商店街群の現状があるわけです。
中心市街地活性化の取組が結果を挙げ得ず低迷しているのは、商業―主点街活性化 の論理と戦略を持たないまま、基本計画が作られているから。

3.現状脱却のために
(1)あらためて「中心市街地活性化」特に、商店街活性化の論理と戦略を確立しなければ ならない。
①活性化の論理
  ア.活性化はなぜ必要か
  イ.どうすれば活性化出来るか
  ウ.関係者の役割分担 など

②活性化戦略
  ア.商業集積として持続可能なコンセプトの確定
  イ.現状から目標達成までのシナリオの作成
  ウ.活用可能な手段の創造的な組み合わせ
  エ.能力開発
  オ.タイムテーブル策定 など

  ※現在の基本計画ではほとんど問題にされていない項目ばかりだと思います。これら   は全て活性化の必須条件ですからこれまでの計画が目標未達に終わっているのは、   ある意味当然のいことと言えるでしょう。

(2)必須課題
  ①商業理論・技術の確保
  これまでの取組はほとんどが商店街の経験由来の施策でした。しかし、これでは 郊外に展開するチェーン型商業を向こうに回して商業集積としての存立基盤を確保 することは出来ません。理論に基づく『仮説―試行』 
を採用することが必要です。
②個店売場の転換
  商店街活性化の成否を左右するのは、通行量でも空き店舗でも無い、既存個店群 の売場の業容。商店街唯一の顧客生成―維持装置は個店売場ですからね。
商店街の命運を担っている売場施策を放置して活性化を求めるのは不可能。
まず売れる売場があってはじめて他の施策が生きてくる。
③商業理論の不可欠性
  個店売場の転換、売れる売場づくりの理論無くして売れる売場を作ることは出来な い。(出来るなら皆さん、とっくに実現しているはず)
〈売場づくり―商店街の商業集積としての全体像〉を明確に指し示す論理と戦略無 しでは個店の繁昌も商店街の活性化も無理、不可能と理解したら、早速行動に移る べき。行動すれば道は開ける。

ちなみに当社が提案している商店街活性化の〈論理と戦略〉が別添資料〈コミュニ  ティモールプロジェクト〉です。
  当社が独自に開発した商業理論、活性化の論理と戦略、実践術式をトータルに展開し ています。『基本計画』第七章・経済活力の向上のための事業及び措置』に該当し、
商業街区を一個の章コンセプト主導の商業集積として再構築するプロジェクトになっています。お暇なおりにご検討ください。
   学校の教科書では無いので段々難しくなることはありません。
 段々分かりやすくなると思いますので是非お試し下さい。

自生的業集積と計画的商業集積

1.商店街=自然生長的商業集積とは、当該商店街を事業立地として選択出店した中小規  模の店舗群が意図せずに形成している商業集積。
店舗=経営として自律している物販施設群、商品構成、提供方法、提供環境の三要件に よって構成されている。商店街の社会的機能は、集積する個店群の営業活動の全体によ る商圏所在の住民への消費財の提供。
集積間競争の結果、衰退趨勢に陥っている「消費財提供機能=物販機能」を維持・存続 可能なレベルに再構築するのが商店街活性化。
「商店街活性化」を街区の用途変更など他の意味で使うのは意味不明。

2.計画的商業集積とは:標的とする消費購買行動に対応する売場構成、提供方法、環境及 び付帯サービス等を計画、集積に適応する店舗群を招聘して構築される、コンセプト主 導の商業集積。商店街空洞化の過程は、集積間競争の結果だが、実際は集積vs集積で はなく、計画的集積の顧客吸引力と商店街立地の個店ごとのそれとの競争、話にならな い。スーパーマーケットが提供する「夕食献立材料のワンストップショッピング」に対 して商店街立地の生鮮三品の各「専門店」は競争する手段が無い

3.商店街=自生的商業集積の活性化は、物販集積としての自生性を放置したまま、立地街 区の基盤整備、非物販集客施設の整備、来街訴求、販売促進などに注力しても競争力= 購買行動吸引力の強化にはならない。専門家はなぜこのことを指摘しないのか、謎。

4.中活法・基本方針には、小売業の集積性について、"中小小売商業の競争力の根幹は、 業種揃え・店揃えの最適化にある" と喝破しているが、この場合の「最適化」とはかっ て商店街で言われていた「欠業種の補填」では済まない。計画的集積の「業種揃え・店 揃え」は、自生的集積のそれとは異なり、 集積が標的とする客相にマッチした売場揃 え・品揃えを目ざす。

5.「業種揃え・店揃え」vs「売場揃え・品揃え」。
 この差が自生集積と計画集積の違い。商店街が克服出来ない「来街誘因」の差だ。これ を乗り越えないと商店街の商業集積としての活性化は実現出来ない。問題の存在さえ理 解されていないが。

6.一部では空き店舗の解消を「テナントミックスサポート」と称して、商店街活性化実現 と理解されているが、空洞化を克服する取組では無い。計画集積が主流となっている今 日、商店街も自生性から脱却、計画集積と互角以上のショッピング行き先としての求引 力を構築しないと活性化は実現出来ない。

7.空洞化している商店街への新規出店は、個店単独の集客力で広域商圏の競争に巻き込ま れていくのが必然、商店街の店揃えは新規出店をバックアップする力を持たない。新規 出店が挫折する理由の一。
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進化する売場研究会

  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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