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チェーンストア小売業と商店街小売業

 スーパーマーケット業態が輸入された当時、全国の商店街立地の商業者がそれまでの終売を止めてスーパーマーケットへの参入を目指しました。合言葉は、「小売業で成功したければ時流に乗れる乗り物を選べ」でした。その乗り物がスーパーマーケットだったわけです。

 参入を目指した商店主さん達にとって「理論と技術の修得」は最優先課題でした。コンサルタントが主催する東京での連続ゼミナー受講、米国視察参加は当たり前。米国に有無を言わせない「成功事例」があり、それが「理論と技術」によって作られているわけですから、目の色を変えて修得に集中しました(本当は「仮説―試行」で作られていたのですが)。

「経験と勘」からの脱却ですね。ちなみに「経験と勘」の源泉は「見よう見まね」ですからね。覚えておくこと。
「見よう見まね」が悪いということでは無いでが、「見よう見まね」だということはキモに銘じておきましょう、ということ。「見よう見まね」には通用する条件、限界というものがあるはずなので。

 さて、チェーンストア派の「理論と技術」の原型は、完成された業態・ス-パーマーケットです。導入を指導したコンサルタントの剣幕はすごかったそうですね。米国で完成され成功事例即出の理論・技術とおまえの素朴な考えとどちらが採用に値すると思うんだ!と。
とんでもない教育だと思いましたが、まあ当時としてはやむを得なかった部分もあったかな、と今は思っています。

 他方、商店街商売の継続を選択した側はと言いますと、こちらも「各種セミナーなどへ参加、「理論と技術」を修得することで、従来の商店街商売からの脱却を目指したのですが、肝心の「理論と技術」が提供されず、実現出来ませんでした。
多種多様な業種店が軒を連ねる商店街における商売を業種に関係なく繁盛させる理論と技術、誰も提供してくれません。スーパーマーケットのような「原型となりうる成功事例」もありません。商店街商売の「理論と技術」の修得にはチェーンストアとは同列に論じられない困難があります。

 チェーンストアが、コンセプト―理論―技術の展開として作られ運用されていることは言うまでもありません。
これは、売場における仮説―試行が可能だということを意味します。
一方、商店街の方は業種構成も自生的、個店の経営も経験と勘と言うことですから、仮説―試行の前提条件である売場の運用が思うように仮説―試行が出来ません。

 商店街立地の個店群が「売れる売場づくり」に取り組み、その中で理論と技術を修得することが、商店街活性化の推進に対して持つ重要性は、当ページご愛用の皆さんにはよくおわかりのはずですね。







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