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「目標数値:通行量」では通行量は増やせない

商店街活性化、中心市街地活性化で目標とされている通行量とは、イベント時の来街者では無くふだんショッピング目的で来街する人たちの数が基本です。
この人たちが来街目的であるショッピングを楽しみ、街中を回遊し、魚インドショッピングを楽しみ、他の売場も楽しむ・・・。
したがって、来街者1が通行量い1にカウントされるのでは有りません。一人のお客が街に長時間滞在し、その間とおりを回遊し、他の売場に立ち寄れば、その経路上で何度もカウントされ、来街者1は通行量2,3・・・となります。もちろんその間に他の売場にれば入店客数も2にも3にもなるわけです。
商店街の活性化の具合を確認する通行量のカウントは、街のショッピングの場としての充実の向上を計る目安になる、というのが通行量調査の趣旨です。

しかし、現在取り組まれている通行量量増大の取組は、この趣旨とはまったく異なる取組です。
どう違うのか、考えてみましょう。

 ご承知のととおり、現在取り組まれている商店街活性化には商店街活性化が定義されていません。
定義しないまま、昔から続けられている販売促進事業などが事業として活性化取り組まれてい増すが、成果が得られません。そこで、数値化できる目標を決めてそれを実現することを通じて活性化と実現することになりました。
そしてえらばれた目標が『通行量』というわけです。

ところが。
活性化の定義が無い=上位目的が無いまま設定された数値目標:歩行者通行量は貢献すべき上位目的が無いため、それ自体が目的化し、全ての事業が通行量目標達成の手段となりました。しかし、通行量を回遊客に転化する機能が未整備のため、来街者を回遊客に転化できず、結局、来街者を商店街の愛顧・買い回り客、回遊客に転化することが出来ず、恒常的な通行量の増加は実現できません。

 事業活動の効果発現は認め難い、という総務省・行政評価はそういうことですね。
したがって、新しい「PDCAを回わす」という勧告もPDCAを回せば通行量が回遊客に転化する、ということは起こりませんから、既に取り組む前から失敗が予定されていると言って過言ではないと思います。
通行量増大を目的にした取組で通行量を増やすことは出来ない、ということです。

 どうすべきか?
各個店が『売れる売り場』を作り、得意客を増やすこと、これ以外に通行量=回遊客数を増やす方法はありません。
遡れば、商店街活性化とは商店街が商業集積として章らに渡って持続可能になること、そのために再投資が可能な条件を作り出さなければならない。増収増益、すなわち売既存個店群の売場を売れる売り場に転換しなければならない。数値目標を掲げるなら、売れる売り場づくりに挑戦する店舗の数が最適。一年目、二年目、三年目と自分たちの努力で増やしていくことが出来る。

 その結果としてとおりの通行量が増え、通行量が増えると入店客数が増え、各売り場の改装などもはじまり街がショッピングゾーンとしてどんどん魅力を増していきます。空き店舗への出店も街のコンセプトを分分担する業容の店舗が出店してくるはずです。
これが商店街活性化への道、ですね。

 商店街活性化とは街がどうなることか?
きちんと定義してその実現に取り組むことが結果として通行量の増大を実現します。地動説、ですね。
通行量を増やせば街は活性化する、というのは買い物行き先が限られていた昔のお話。今どきイベントで来街する新規来街者は全員商店街以外に買い物行き先を持っている人たち、イベントが終わった翌日から買い物行き先はいつもの店へ。まちゼミ、100円商店街なども同じ論理。

 ということで・
通行量を増やしたい商店街は、通行量増大事業に取り組んでも通行量は増えないので、結果として通行量が増える、売れる売り場づくりを中心にした『地動説に基づく商店街活性化』へコペルニクス的転回をしようではありませんか。
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進化する売場研究会

  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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