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商店街はなぜ活性化出来ないか?

商店街活性化は、昭和40年代後半から全国的に取り組まれている、我が国中小商業政策、産業政策、都市経営上の重要課題、これまで多くの法律がつくられ、ソフト・ハード両面にわたって多様な施策が講じられてきましたが、未だに『活性化への道』は確立されていません。

何故こういうことが起きているのか?

答えは簡単、『こうすれば活性化出来る』という事業施策が取り組まれていないから。
何故取り組まれていないのか?
そもそも『商店街が活性化するとは商店街がどうなることか?』
という「活性化の定義」がされていないから。

「活性化」を定義しないで「どうすれば活性化出来るか」、考えられますか? 考えられない、ですよね。
この「考えられない」ことに取り組むために様々の事業を考案され、補助金を使って取り組んで来ましたが、もちろん活性化出来るわけが無い。

「活性化」の定義はありませんが、活性化の手法は何となく分かります。
というか、昔商店街の全盛時代はこうだった、だから活性化するにはこうすればよい、という程度の考え方で取り組まれているのが商店街活性化。
商学、経済学などの学者が参加しても条件は変わりません。
彼らは商店街について一般常識以上の知見を持っていませんから、店主さん達が『繁昌していた当時はこうだった、あの頃と同じ状態を作り出す』といえばそれに反論するだけの知識を持っていない。
学者の参加があろうか無かろうが、活性化施策を過去の成功体験に基づいて決めているのは商業者です。

どうしてこういうことになっているかと言えば、上述したように『商店街活性化とは商店街どうなることか』定義していないから。
定義していれば、定義している状態を商店街に実現するには何に取り組まなければならないか、分かります。
新しい事業を思いついたら、本当にその事業が活性化の実現に役に立つかどうか、検討することが出来ます。
定義が無いと検討する基準が無い。

活性化を定義すること無く、ほぼ半世紀にわたって『活性化事業』が取り組まれて来ました。
成果が出ないばかりか、反省材料さえ残っていません。
なにしろ思いつきで『昔はよかった』状態を再現しようということですから、シナリオも計画もありません。
ひたすら類似微差の事業を繰り返すだけ。

商店街が活性化出来ないのは、商店街活性化とは街がどうなることか、定義をしないまま、世間で『活性化事業』と呼ばれている事業群に見境なく取り組んでいるから。
この状況に誰も疑問を差し挟まない、批判をしない、というのはどういうことか。
「地方創生」などで繰り返されていることを見ると、ひょっとしたら「自分の仕事」として真剣に取り組んでいないのでは無いか、という感じがしてならない。商店主、公務員、学識経験者等々、みんな他人事だという位置づけで取り組んでいるのでは無いか?

なかで真面目に取り組もうとしているのは、.成果を出さないと次の仕事が確保出来ないコンサルタントだけでしょうか。
コンサルタントさんは、他人事だと思って無責任な取組を繰り返す関係各方面を本気にさせようと頑張るのですが、『活性化』の定義すら共有されていない状況では本当に骨の折れる仕事でしょうね。

日本全国どこも成功していないのだから、成果が上がらなくてもされからも文句を言われることは無い、ということかも知れませんが、お客はlきちんと評価しその結果を行動で現します。
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進化する売場研究会

  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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