FC2ブログ

大川市商店街活性化シンポジウム所感

数年ぶりでこういう催しに参加しましたが、考えさせられること多すぎです。

結局、成果の上がらなかった活性化事業の統括、反省がきちんと出来るのは、これまでとは全くことなる論理に基づく路線を選んだ後ですね。新しい立場に立たないと本当に必要な総括は出来ません。

大川市の場合、成功事例と喧伝された全国第一号のパティオ事業:ヴィラ・ベルディの不振をカッコに入れて〈空店舗を利用した新規創業事例〉をシンポジウムのテーマに開催されたわけですが、これは〈空店舗で開業した〉事例の報告、でありその延長上に商店街の商業集積としての活性化が描かれているわけではありません。

シンポジウムは成功事例のキーパーソンに学ぶ、と言うことで、日南市油津商店街のテナントミックス事業でサポートマネージャーだった木藤さんが基調講演。
そう言えば、油津の〈油津食堂〉はパティオ事業ですね。ヴィラ・ベルディと似ているのはどちらも立地する商店街全体の活性化を牽引するプロジェクトという位置づけでしたが、肝心の「商店街を商業集積として再構築する」という上位目的を欠いていたため、街全体の「テナントミックスビジョン」が作られておらず、商店街の一角に独立立地していること。

上位目標との整合性を持たない事業が商店街活性化に成功するわけも無く、それどころが「商業集積としての再構築」という上位目標の必要性を理解しないレベルで取り組まれた個別事業が成功するほど容易な事業では無いのだ、ということを再確認することに終わるかも知れません。

大川市の中心市街地―商店街活性化、ヴィラ・ベルディの再生が実現出来るかどうか。実現出来なければ、単に、パティオは失敗したから次は空店舗、ということで、全国的な「加上式」に追随しているだけ、ということになりかねません。商業集積としての再構築という目標を掲げることは、新しい立場に立たないと不可能ですが、新しい立ち場に立つにはその必要を自覚しなければならず、そのためには先立って既存の取り組みの不毛性を認識しなければならない。難しいですね。

シンポジウムには地元商店街の店主さん達が参加されていたのかどうか、ちょっと気になる情景でした。

商店街活性化、あらためて感じることは商店街の現状とこういう催しの中身とのギャップ。
「商店街活性化とは商店街がどうなることか」定義していたら即刻却下される活性化事業が多いのではないでしょうか。
-
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
ご案内
こちらは、コンサルタント・ファーム、有限会社クオールエイドのホームページの別館です。 商店街・中心市街地活性化関係の業務を中心に展開しています。 ご利用法について。 当ブログには、当該部門について、他では入手困難な情報をたくさん提供しています。 「ブログ内検索」で抽出、ご利用ください。 各種掲示板、ホームページ過去記事などは左欄の目次からアクセスできます。 引き続きよろしくお願いいたします。
プロフィール

進化する売場研究会

  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
ブログ内検索
アクセスカウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
月別アーカイブ